ロイクラトン祭りはご存知でしょうか。
タイの10月又は11月に行われる川の神様への感謝を示す祭りです。バナナの幹や葉を使った灯篭を川に流すことが始まり、今現在ではフォトジェニックなお祭りとして人気が高まっており、この時期を狙いタイを訪れる観光客もいるそうです。
今回はロイクラトン祭りの発祥の地、そしてタイ族最初の王朝都市 タイ中部「スコータイ」を訪れ祭りに参加してきました。非常に美しい景色が広がっており本当に感動しました。
スコータイの基本情報・アクセス
スコータイはバンコクから北に約440kmに位置し、1238年タイ族最初の王朝「スコータイ王朝」が始まった地となります。
スコータイ王朝中心部が位置していた箇所は「スコータイ歴史公園」があり、その歴史的価値の高さからユネスコ文化遺産に認定されています。
アクセス方法は大きく3つあります。
・スコータイ空港へ(バンコクエアウェイズ)
・スコータイへ陸路バス
・隣県ピッサヌローク空港(エアアジア等複数航空会社)
今回は隣県のピッサヌローク空港からバンでアクセスする方法を選択しました。
朝7時発の飛行機の為早朝にドンムアン空港へ。早朝の朝焼けが素晴らしくこれからの旅程がますます楽しみになりました!
フライト時間は約40分、寝ようと思っていましたが短すぎて寝ることは叶わずピッサヌローク空港へ到着しました。空が広いですね!
ここからバンで約1時間、スコータイ県中心部を目指します。
【昼】遺跡の雰囲気を体感出来る
スコータイ中心部の旧市街は遺跡の中にあるようなイメージで、各遺跡間の距離も近く自転車で回ることが出来ます。
今回は滞在先のホテルで自転車を50THBでレンタル、バイクや車には十分に気を付けながらいざ出発!想像していたよりは走りやすかったですがここはタイ、思わぬ方向から飛び出すバイクやスピードを出す車等もあり、気を使うシーンが多かった印象です。
ホテルから約10分、無事にスコータイ歴史公園に到着。まず驚いたのは広さでした!公園の終わりが一切見えず遠くにも遺跡群の一部と思われる仏塔等が見え、この公園の広さに圧倒されました。
通常は見学に際し、入場料が発生するみたいですがこの日は入場無料とのことでした。
各所に自転車を止めながらそれぞれの遺跡を巡っていきます。
至る所にライトアップの準備があり、夜はどんな景色が広がるんだろうと想像しながら散策するのも楽しかったです。
【夜】幻想的なライトアップで祭りの本番
一度ホテルに帰り、夕ご飯を食べると周りが暗くなってきました。
スコータイ歴史公園へ向かう際、先ほどは渋滞していなかった箇所が渋滞となっているなど、夜が特に人気なことが伺えます。
いざ入場するとその来場者の多さをまず驚かされました!
そして入口からすこし歩くと象がお出迎え、日本では絶対経験できないこの雰囲気が本当に好きになりました。
そして、いよいよ灯篭流しへ。右手に象、左手に仏塔というこの幻想的な景色は本当に素晴らしく感動しました。
その後、お昼に散策した遺跡群を再度訪れると厳かな雰囲気に包まれた全く雰囲気の違う場所となっておりました。昼と夜、2度訪れることをお勧めします!
ステージもありタイの伝統的な舞踊や歌唱の披露もあり、タイの多岐にわたる文化を一度に感じることのできるこの貴重な機会に来てよかったと改めて感じました。
<ワンポイントアドバイス>
夜は蚊が非常に多いため虫刺されを避けるため、長ズボンや虫よけスプレー等工夫が必要だと感じました。
最後に
今回のロイクラトン祭りは13世紀頃今回訪れたスコータイで始まったとされる伝統的なお祭りです。
タイでは今回訪れたロイクラトン祭りの他にも様々な伝統的な祭りやイベントが実施されます。
今後も多種多様なイベントに積極的に参加したい、そう思わせてくれる非常によい経験でした。