タイに滞在するお子さん達は、日本人学校等の受け口を考えると中学生以下が大半かと思います。年齢的には、15歳以下ですね。
ベリーモバイルでは、学生限定の「新応援学割プラン」をご契約頂いた方全員へ、「初めてのスマートフォン for Kids ~情報社会からお子様を守るために~」という冊子をお渡ししています。
スマートフォンを持った時点で、友達付き合いもSNSアプリを通して行われることが増えてきます。一方、Youtube等の視聴系アプリもより身近になります。
保護者の皆様からは、「SNSで犯罪に巻き込まれないか心配」や「どんな動画を見ているか心配」等の声を頂きました。
実際に、日本の警察庁の報告では高校生以下だけで年間1,800件以上のSNSトラブルが発生しているそうです。
本冊子には、そんな心配への回答が記載されています。
今回はその中から、、、
アメリカの政策についてご紹介します。
さて、皆さんは、アプリの発祥国を気にしたことはありますか?
発祥国というのは、アプリが開発され、AppleストアやPlayストアへ登録された国です。
例えば、日本発祥で有名なのがLINEですね。その他、Tik Tokは中国のByteDance社、GrabはシンガポールのGrabTaxi Holdings社です。
アメリカ発祥のアプリは、Facebook、Youtube、Amazonなどが有名ですね。
実はアプリが初めに作られた国によって、その国の法律条件を満たす必要があります。
今回注目するのが、アメリカの米連邦取引委員会(FTC)から施行されているCOPPA法(Children’s Online Privacy Protection Act)という法律です。
(詳しくはこちらをクリック)
本法律は2000年から施行され、13歳以下の子供達を対象にインターネット上で子供のプライバシーを守る方法が記載されています。
アプリが子供向けかを判断するポイントとして、アプリの主題、内容、表示される広告が子供向けかどうか等をあげています。
もし不適切と判定を受けると、提供者へ警告通知が送られます。
(ユーチューバーが“警告が来た”や“アカバンされた”と言うのは、本法律が関係しています)
例えば、Facebookは13歳以下のアカウント作成を禁止しており、アカウントがあった場合は、直ちに削除する体制を整えています。
もちろん、ユーザー間で13歳以下のアカウントを見つけた場合には報告を出せます。
一方、保護者にも配慮しており、ご自身の子供の情報をFacebookから削除する前に情報開示のリクエストをすることが可能です。
(詳しくはこちらをクリック)
各国で、子供たちをインターネット環境から守る対策は国を挙げて行われています。
しかし、、、
正直、世に出ているアプリ全てが安全で、子供が利用しても安心できるとは限りません。
まずは、家庭内でスマートフォンを利用する際のルールを決めることが第一歩です。
お子さんがアプリをインストールするときは親子で一緒に行う事を約束してみましょう!
もし心配であれば、インストール時に必要なGoogleアカウント等のパスワードはお子さんに内緒にして、お父さん・お母さんの同意を得るステップを強制するのも手段です。
タイの子供を守る施策
次にタイでの施策についてご紹介します。
実は、インターネットやSNSの利用率はタイ人と日本人では比べものになりません。
例えば、タイ人のソーシャルメディアの利用率は世界8位で74%の国民が使っています。
一方、日本人は61%です。(世界平均45%)
一人当たりが保持しているアカウント数も、タイ人は平均10.5個/人です。
日本人は3.7個/人です。(世界平均8.9個/人)
どちらも、タイは世界ランクで10位以内に入ります!
ここで注意したいのが、タイで生活する子供達は日本で生活するよりもインターネットの利用率(時間)が多くなる可能性があるということです。
そのため、家庭内での指導がとても大切になります。
(詳しくはここをクリック)
さて、、、今回ご紹介するタイでの施策は2P2Fサイクルです!
この施策の内容はとても基本的なことですが、非常に分かりやすいです。
タイではMinistry of Digital Economy and Societyから、各種情報が掲載されていますので併せてチェックしてみてください(ただ言語は、、、タイ語 or 英語です)
<2P2Fサイクル>
1.Prevention (防止)
怪しいサイトなどのURLはクリックしない。
2.Protection (防御)
パスワードの設定をする。パスワードには大文字・小文字・数字を混ぜる。
3.Friend Acceptation Filtering (友達承認のフィルタリング)
自身の情報公開先に注意。新しい友達の承認時に注意。
4.Final Decision (最終決定)
情報開示の前に再度掲載内容を確認する。
どうですか?
ソーシャルメディアを利用する上での基本を忠実に呼び掛けていると思いませんか?
インターネットを安心・安全に楽しむには基本知識を定着させましょう!
大人なら「言われなくてもわかる」と思いがちですが、お子さんの通う学校では上記のようなことは教えてくれません。
是非、本ブログを通し、家庭学習を進めてみてください。
ベリーモバイルでは、携帯電話のプロがご対応しています。
もしモバイルに関するお悩みがありましたら、遠慮なくご相談ください。
皆様のご来店をお待ちしております。