iPhoneはカラーバリエーションが多いですが、その中にPRODUCT(RED)という赤色の端末があるのをご存じでしょうか。
他にも保護ケースやヘッドフォンでもPRODUCT(RED)の商品をAppleでは扱っています。
今回はこのPRODUCT(RED)についてご紹介します!
まずはじめに
まず初めに皆様に知っていただきたいことは、WHO (Wold Health Organixation)の報告によると、エイズ・結核・マラリアという感染症の影響で発展途上国を中心に毎年300万人近くの命を奪っているという事実です。
さらには、これら感染症の影響で国の発展をも妨げていると報告していることです。
話はさかのぼる事、2000年のG8 九州・沖縄サミットです。
そうです、日本が議長国を務めた年です。
この時、感染症対策が主題として挙げられたことがPRODUCT(RED)の取り組みにつながったのです。
その後、2002年1月に「世界エイズ・結核・マラリア対策募金(The Global Fund)」がスイスで設立されました。グローバルファンドは、「受益国の主体性の尊重」、「パフォーマンスに基づいた資金供与」、「パートナーシップ」の3つの基本原則に基づいて活動をしています。
PRODUCT(RED)の始まり
この活動の一環として、ロックバンドU2のボノと国際NGO組織のボビーが発起人となって「PRODUCT(RED)」を共通ブランドの商品とした活動が、2006年に開始されました。
冒頭でお伝えした通り、Appleが参加していることは皆さんもご存じかと思いますが、コカ・コーラ、スターバックス、ナイキなど30社以上が加盟しています。
REDの専用ページからは、PRODUCT(RED)商品を購入することも可能であり、商品を購入すると収益の一部がグローバルファンドへ寄付されます。その他キャンペーンやイベントで集められた寄付金も寄付される仕組みです。
AppleもPRODUCT(RED)商品を販売
2019年10月にフランスで行われたグローバルファンドの集まりでは、今後3年間での誓約総額は140億2000万ドルの増資が決定されています。日本からは8億4000万ドルの拠出誓約をしています。これは毎日14,600人の命が救われ、2030年までには三大感染症の流行が終息する軌道に乗せられるほどの資金との事です。
一方のPRODUCT(RED)商品についても、最近では新型コロナウィルスへの対策に利用という事もありました。
どうせ買うなら社会貢献の出来る赤色を選んでも良いかも!
グローバルファンドから2020年5月の報告として、最大10億ドルの資金を用意すると表明していますまた、3月から資金援助の申請は開始しており、すでに70か国5つの事業(162件)でコロナウィルス対策の資金として承認を獲得しています。
この資金を基に、各国では診断キットやマスクなどの防護具などの購入を行うとともに、既存の三大感染事業に影響がでないような対策をしているそうです。
簡単とはなりますが、「PRODUCT(RED)」の貢献は伝わりましたでしょうか?
新型iPhone等やiPadへの機種変更をご検討の際にはPRODUCT(RED)商品を購入するだけで、感染症に苦しむ人々への救いに繋がっています。現在、私たちの身近でコロナウィルスと戦っている医療従事者の方や医薬品関連企業への貢献にもなります。
Appleやパートナー企業の商品を購入する時はPRODUCT(RED)に注目してみて下さい。
その行動は、大切な一歩につながるはずです。