ついこの間まで経験していたASQ(タイ政府代替検疫施設)での隔離と、タイ入国までの私自身の話をさせていただきたいと思います!
今回タイに来るにあたって、参考にしたのは大阪領事館と以下のサイトです。
Alternative State Quarantine (ASQ) in Thailand | ThaiEmbassy.com
また、入国は2月28日、隔離期間は2月28日~3月15日です。
タイ入国に必要な書類
タイに入国するための必要書類は以下の通りです。(2021年2月28日時点)
1.ビザ
私の場合、大阪の領事館で必要書類を提出すると、二日後には取得できました。ビザ申請書では、タイでの住所を記入する欄がありますが、会社住所でオッケーとのことでした。大阪領事館では出発の3週間ほど前の申し込みが推奨されています。
2.パスポート
3. ASQホテルの予約
タイ入国時には隔離が必要ですが、4月1日からは隔離期間が10日に短縮となります。入国日は0日目という扱いなので、実際は11泊12日のホテル予約が必要です。
下記のリンクはASQのホテルが探せるサイトです。
英語
All 136 ASQ Hotels in Bangkok
ASQ Stay – Book ASQ Hotels in Thailand
また、HISなど旅行代理店もASQのパッケージを出しています。
私の場合は、ASQ Stay – Book ASQ Hotels in Thailandから自分で探して予約を取りました。
ホテル ibis Bangkok Sukhumvit 4
期間 2月28日昼過ぎチェックイン・3月15日朝チェックアウトの15泊16日
こちらのホテルでは、直前のPCRテストで陽性になった場合、キャンセル料はかからないとのことでした。
4.航空券
タイ航空で来タイしました。もしも直前のPCRテストが陽性になった場合は予約を無料で変更できるとのことでした。
5.コロナが補償範囲に入った保険
タイに入国するのに必要な書類の中に、10万米ドル以上の治療補償額の英文医療保険証書があります。この保険はコロナをカバーしている必要があります。私はこちらのサイトから加入しました。滞在期間をカバーしていないといけないので、一年以上タイにいる方は一年間のプランに加入する必要があります。
6.COE(入国許可証)
ビザ取得後にオンラインで申請し、取得できます。入国の15日ほど前には申し込むよう推奨されています。
COEの取得に必要なものは、1.パスポートコピー 2.ビザコピー 3.航空券コピー 4.ASQホテルのコンファメーションレター 5.コロナをカバーする保険 です。
7.Fit to Fly (英文の健康証明書)
病院でPCRテストを受けると同時に、少しの問診を受けて作成していただけると思います。
8.PCRテスト陰性証明書
Fit to Flyと同じで英文である必要があります。出発の72時間前以内に受けたものでなければいけません。
9.T.8フォーム
大使館や領事館のホームページからダウンロードできる書類で、渡航手段・タイでの住所・出国2週間以内に咳や熱など症状がないかなどを記入します。
10.Thailand Plus
COE取得後にThailand Plusというアプリを入れるよう案内が来ますが、隔離が明けて2週間たち、ワークパーミットの取得なども無事終えましたが、いまだに求められた場面がないので、何に必要だったのかはわかりません。
11. TM6
飛行機の中で受け取る書類で、入国時やその後の諸手続きで必要になります。薄く小さい失くしやすそうな紙ですが、とても重要な書類ですので、なくさないようにお願いします。
タイへ入国
空港からホテル
バンコクのSuvarnabhumi Airportに到着。ここでも書類のチェックが入念にされ、複数の箇所で違う職員の方々に同じ内容をチェックされているようにも感じました。
空港の入り口に来ると、ホテルから送られたコンファメーションレターを確認され、それぞれホテルが手配した車まで連れていってくれます。
ホテルに着くと、ガレージに仮設の入り口がつくられていて、そこでも体温測定や問診がありました。そこで以下のルールを伝えられました。
ルール
1.ゴミや使用済みタオルは指定の袋に入れて、部屋の外のトレーに置くこと。
2.洗濯してほしい衣類は別のランドリーサービス用の袋に入れて、外に置いておくこと。
3.食事は前日15:00までにLINEでメニューと時間を選択すること(スタッフが指定した時間に部屋の前に置いてノックで知らせてくれます)。
4.清掃は7日目と13日目(拒否もできます)。
5.朝10時と夜8時に自分の体温を測って、専用アプリで申告すること。
大まかな宿泊中のスケジュールは、以下の通りです。
1日目~4日目は部屋から出ることは一切禁止です。
宿泊5日目と13日目にswab test(スワブテスト)があり、翌日の午前中には結果が判明し、電話で伝えられます。5日のテスト結果が陰性の場合、7日目からリラクゼーションルームに一日30分間出られます。
リラクゼーションルームは予約制で、前日にLINEか電話で3つの選択肢(9時、11時、16時)から予約します。その時間にスタッフが迎えにきて、エレベーターまでエスコートされ、降りると別スタッフがリラクゼーションルームまでエスコートしてくれます。
日によって一人の時もあれば、最大2人他にもいました。ホテルスタッフがリラクゼーションルームの入り口にいて、30分ほどたつとまたエレベーターまでエスコートされます。エレベーターを降りたところから、部屋まで別スタッフにエスコートされます。リラクゼーションルームはそこまで広くはないものの、外の空気を吸えて、日の光を浴びるのはかなり新鮮で、30分でもかなり楽しめました。
食事は何日目かによって少しずつメニューが変わるようです。メニューはタイ料理と洋食がほとんどです。追加料金を払えば、別のメニューから選ぶこともできます。
こちらのホテルでのASQプランにはヨガマットがもらえるようになっているので、筋トレやヨガなどのエクササイズも出来るようになっています。またテレビは世界中のテレビ番組を観ることができ、日本のチャンネルはNHK WORLDとANIMAXが観れました。
ホテル滞在中は、困ったことがあれば、LINEか電話でスタッフと連絡を取れます。
基本的には、スワブテスト・チェックイン・チェックアウト・リラクゼーションルームへのエスコートだけが、誰かと直接会う場面で、チェックアウト時以外は、スタッフは防護服をきていました。ただ、防護服を着ている異様な雰囲気ではあるものの、いつもサワディーカー(カップ)の挨拶から始まり、フレンドリーに接していただいたので、途中から違和感はなくなりました。また、ここのホテルのスタッフの方々は絵文字やLINEスタンプが多めで、気軽に相談できました。
物件の見つけ方
今回、私はコンドミニアムを隔離期間中に探しました。利用させていただいたのはすずき不動産です。こちらでもLINEを使って、リモートで内覧をすることが出来ます。ほぼすべてオンラインで済ませることが出来ます。最後に、実際にコンドミニアムまで行ってサインをしました。タイに来て間もないので手持ちの現金も多くはなかったですが、ATMを探して頂いたり、立て替えしていただいたりなど臨機応変にご対応頂きました。
最後に
2週間狭い部屋の中で、外の空気もほとんど吸えず、人とも会えないのは精神的にきついように思えますが、今はLINEやメッセンジャーなど無料通話がたくさんありますし、各ホテルのサービスで日本のテレビを観れたり、ゲームのレンタルができたり、楽しむ方法はいくらでもあると思います。何より人生に一回あるかないかの貴重な体験なので、この体験を楽しみましょう!
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