いままで、2年以上海外に在住している日本人は、「日本のパスポート」のみで、日本で免税の手続きを行う事ができました。手軽に利用できていたので、一時帰国の度に免税手続きを行い買い物をしていました。
しかし、2023年4月より「パスポート」及び「本籍地が記載された、在留届」または「戸籍の附票の写し」が必要に。
「本籍地が記載された、在留届」はタイ国大使館で、「戸籍の附票の写し」は本籍地のある市区町村窓口で受け取ることができます。
最初に発表された際には、シラチャ在住の為、バンコクに平日行くことが難しい事から在留届の申請はあきらめました。
戸籍の附票の写しも、GWの帰省の為、たぶん窓口お休み+家族へ依頼するのもなあ、と思い「今後は免税無しか、、、」と思っていました。
日本一時帰国まで残り1か月を切った時、ベリーモバイルスタッフから「在留届の申請がオンラインでできるようになった!」との情報が。
私に免税使いなさいよ!といってるようなもんだ!と思い、免税制度利用の為、準備を始める事にしました。
ORRネットで申請手続き
住所の証明に関しては、クレジットカード会社から送られて来た郵送物の写真を撮影し、利用しました。
これで申請は完了!わっくわくで返信を待ちます。
ダメだしをくらう
翌営業日、大使館の担当者より「住所確認でアップデートした写真には”日付”が記載されていないので、NG」「2年以上前の滞在が分かる証明写真も送って」と連絡がありました。
確かに写真を撮影した箇所に日付は記載されていなかったので、いつ来たのか分からない状態。
外出中だった為、郵送物は手元に無く。ベリーモバイルのMyberryから個人で契約している回線の領収書を最近分+2019年頃のものと2つダウンロードして、再度申請を行いました。
結果、ダメでした。「電子タイプはNG。実際に郵便物で届いたものでないとダメよ。」と言われました。
なんてこったと思いながら、携帯の写真を2011年まで遡ってなにか郵送物の写真はないか!と血眼になって探します。
やっとの思いで見つかったのが「親から届いたEMSの送り状の写真」と「昔住んだコンドのオーナーとの賃貸契約書的な書類」
日付もばっちり!これでいけるでしょ!と思い、この2つと最初に送ったクレジットカードの郵送物の日付入りの写真を撮影し直して再度申請。
結果、ダメでした。なんだか、受取の時に申請時に利用した郵送物類の「原本」が必要とのことで。
何年も前のEMSの送り状なんて、保管している訳もなく。賃貸契約書的な書類も引っ越しの際にみじん切りにしたわ。
家族での申請も考えましたが、「郵送物無いよね」となって辞めました。結果一緒の事が発生するだけ。
一度、申請に動いたら「免税をあきらめる」という考えは皆無で、原本で証明できるなにかを家の中から探します。
そして奇跡的に出てきたのが、2019年のクレジットカードの明細+封筒。
きたこれええええええ!となりながら、うっきうきで撮影して再申請
他の明細は全部捨てたのにこれだけ保管されていました。保管というより、捨てるのを忘れて挟まってた感じですが。過去の自分を褒めてあげたい。
そして翌営業日、「申請完了」のメールが!
これで次回の一時帰国の時にも、免税制度が利用できます。
大きな勘違い
ただ、私、すっごい勘違いしていたんですが「オンラインで申請して、郵送で受け取れる」と思ってました。どこにも郵送の文字が無いのに。思い込みって恐ろしい。
ダメだしを大使館から食らった時に、担当者の方がわざわざ電話をくれて説明してくれる機会がありました。
その時に「何日ぐらいで届きますか?」と質問したら「は?」と言われ、「え?」っとなり。
「大使館に受け取りに来てくださいね。もしくはシラチャ出張サービスの時に」と。
結局、バンコクかい!となりました(シラチャ出張サービスは平日の為、仕事で行けず)。まあ、申請+受取で通常2回かかるところが、受取の1回だけにはなったんですけどね。
日本で免除申請してみた
一時帰国の際に、日本のデパート等でパスポートと在留届を掲示して免税手続きを行ってみました。
在留届は提示のみでOKなので、複数回の免税手続きの場合でも1部のみで問題ありませんでした。
なお、引っ越しをしている場合には、2枚目に過去の住所が記録されているので、免税担当の方にはその旨を伝えたほうがスムーズに手続きができると感じました。
ぜひ2年以上、海外に滞在されていて一時帰国をされる方の参考になればと思います。