今回はタイでの個人情報保護法に関してご紹介いたします。
2019年5月27日にタイでPDPA(Personal Data Protection Act 個人情報保護法)が公布され、2020年5月28日から正式に施行されています。
すでに4年以上が経過していますが、今回は改めてこのタイでのPDPA(個人情報保護法)につきましてご確認頂ければ幸いです。
日本での個人情報保護法は、個人情報(氏名・生年月日や携帯番号、メールアドレス等、他の記述等により特定の個人を識別することができる情報)の適正な取扱いを目的として、2003年5月23日に成立し、2年後の2005年4月1日に全面施行されており、適切な対処を行わなかった場合は、事業者に対して刑事罰が科されております。
以前当ブログにてご紹介した「タイにおける個人情報保護法(PDPA: Personal Data Protection Act)」について、正式に施行されたことを改めてお知らせいたします。2019年5月27日にタイでPDPAが公布され、2020年5月28日より正式に施行されました。この法律の施行は、ビジネスに関わるすべての方々にとって重要な意味を持ちますので、ぜひこの機会にタイにおける個人情報保護法についてご確認いただき、必要な対応を講じていただければ幸いです。
日本とタイの個人情報保護法
日本においては、個人情報保護法が2003年5月23日に成立し、2005年4月1日に全面施行されました。この法律は、個人情報(氏名、生年月日、携帯番号、メールアドレス等、他の情報と組み合わせることで特定の個人を識別できる情報)の適正な取り扱いを目的としており、個人情報の保護に関する基本的な枠組みを提供しています。
適切な対策を講じなかった場合には、事業者に対して刑事罰が科されることもあり、日本国内ではかなり個人情報保護に関する意識が高まり、この後に個人情報漏洩などのニュースもかなり減少した印象があります。
タイのPDPA(個人情報保護法)に関して
一方、タイでも同様に個人情報保護の重要性が増しており、PDPAが施行されたことにより、企業は厳格な個人情報の管理を求められることになりました。
タイにおけるPDPAは、日本の個人情報保護法と類似した内容を持ちながらも、特定の点でより強力な規制が設けられている部分もあります。
特に、個人情報の取り扱いにおける事業者の責任が明確に規定されており、情報漏洩や不正使用があった場合には厳しい罰則が適用される点が注意が必要ですので、企業の担当者の方はしっかりと確認しておきましょう。
タイでのPDPAの主要条文は2020年5月27日に施行されており、具体的には、個人情報の収集、利用、保管、そして廃棄までの各段階において、個人情報が安全に管理されるようなシステムやポリシーを構築する必要があります。
これには、従業員のトレーニングや内部監査の実施、データ漏洩防止のための技術的な措置の導入も含まれます。
MDMの導入が一気に進む!
この個人情報保護法の施行以降、MDM(Mobile Device Management:モバイル端末管理)を導入するタイ企業が一気に増加しました。
情報漏洩対策としてMDM(Mobile Device Management:モバイル端末管理)の導入が非常に効果的です。
モバイル端末は現代のビジネスにおいて不可欠なツールとなっており、その適切な管理が求められる場面も増えています。
MDMは、端末の紛失や盗難、セキュリティの脆弱性に対する対策として、多くの企業で導入が進められています。特に、タイではモバイル端末が広くビジネスに活用されているため、MDMの導入はビジネスのエチケットとしてだけでなく、法的リスクの軽減にも繋がります。
PDPAに違反した場合、タイでは会社の代表者に対してい重い罰金が合ったり、事業停止のリスクもあるため、事業者としては早めに対策を講じ、コンプライアンスを遵守することが不可欠です。
また、PDPAに関連するガイドラインや実務対応に関する情報が更新されることも予想されますので、常に最新の情報に注目し、必要な措置を講じる準備を進めてください。
タイにおける個人情報保護法の施行に伴い、ビジネスの現場では今後ますます厳格な個人情報管理が求められます。
この機会に、自社の個人情報保護ポリシーを見直し、PDPAに適合した運用体制を整えていくことが、タイでのビジネスにおいてもかなり重要です。
ベリーモバイルはWizberryを提供中!
Wizberryは、企業や組織向けのMDM(Mobile Device Management)サービスの一つで、モバイルデバイスの管理やセキュリティ強化を目的としたソリューションを提供しています。MDMサービスは、企業内で使用されるスマートフォン、タブレット、ラップトップなどのモバイルデバイスの安全性を確保し、リモートで管理できるツールを提供することで、情報漏洩やセキュリティリスクを軽減します。
WizberryのMDMサービスの特徴として、以下の機能が含まれます。
1. デバイス管理
Wizberryは、企業内で使用されるモバイルデバイスを一元管理することができます。これにより、各デバイスの設定やアプリケーション、セキュリティポリシーを統一し、効率的な管理が可能です。遠隔地からでもデバイスの設定変更や管理ができるため、社員がどこにいても同じレベルのセキュリティと管理体制が保てます。
2. セキュリティ機能
モバイルデバイスの紛失や盗難時にリモートでデータを消去する機能や、デバイスロック、GPSでの追跡機能などを提供しています。また、セキュリティポリシーの自動適用や、企業が定めたセキュリティ基準に沿ったデバイス利用が可能です。これにより、デバイスが外部の脅威に晒された際も、即座に対応が可能です。
3. アプリケーション管理
企業が承認したアプリのみをデバイスにインストールすることができ、不要なアプリやリスクのあるアプリのインストールを防ぐことができます。これにより、企業のデータ保護や業務効率の向上に寄与します。
4. リモート操作
Wizberryは、リモートでのデバイス管理を強化しており、遠隔操作でデバイスの設定変更、アプリケーションの更新、セキュリティパッチの適用などを行うことができます。これにより、管理者は迅速に対応でき、デバイスの運用コストやメンテナンス時間を削減できます。
5. レポートと監視
デバイスの使用状況やセキュリティの状態をリアルタイムで監視し、定期的なレポートを提供します。これにより、企業のITチームは、どのデバイスが正常に動作しているか、どのようなセキュリティリスクが存在するかを即座に把握することができ、問題が発生した際には迅速に対応できます。
6. データ保護とコンプライアンス対応
Wizberryは、データ保護や法的コンプライアンスにも対応しています。企業が業界標準や法律に基づいたデータ管理を行うために必要なツールを提供し、GDPRやタイのPDPA(個人情報保護法)などの規制に適合する管理体制を構築できます。
WizberryのようなMDMサービスは、特にBYOD(Bring Your Own Device)環境やリモートワークの普及によって、従業員が自分のモバイルデバイスを仕事で使用する機会が増える中で、重要なセキュリティ対策となります。
企業は、Wizberryを活用することで、デバイスの一元管理と強固なセキュリティを実現し、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
タイの個人情報保護法PDPAの施行に伴い、情報セキュリティの重要性が高まっていることから、WizberryのようなMDMソリューションは、法的リスクの軽減と業務の効率化に寄与する有力なツールといえるでしょう。
以下の記事で詳細をご紹介しておりますので合わせてご確認ください。