タイ生活は免許証があれば行動範囲が広がってさらに楽しくなります!
日本で運転していたという方はタイでも免許を取得してみてください。
車の免許をタイで新規で取得してみた!
日本では免許を持っていなかったので、タイでゼロから作ることに。
ちなみに、数ヶ月前にバイクの免許も新規で取得しています。
その時はバンコクのモーチット陸運局で手続きを行いました。
そして、今回の車の免許はシラチャの隣町、パタヤにある「バンラムン陸運局」で取ってきました。
書き換えではなく新規取得の流れをご紹介!
タイで免許を取る人の多くは日本で既に免許を取ってから書き換えるかと思いますが、
今回の記事は日本で免許を持っていない、
もしくは失効してしまって新規でとらなければいけない人への参考になるかも知れません。
タイの免許について
日本ではバイク・車の免許は1枚にまとめられていますが、タイでは2輪、4輪で別々の免許証が必要になります。
免許の交付はタイの陸運局で行われるので、バンコクに住んでいる人であればモーチット、もしくはバンチャークの陸運局に行く人が多いですね。
シラチャ近辺でも陸運局はいくつかあり、チョンブリー陸運局、チョンブリー陸運局のシラチャ郡支局、バンラムン陸運局など。
諸事情で僕は上記の全部へ行ったことがあるのですが、シラチャ・パタヤエリアに住んでる人であれば、免許の新規取得はパタヤにあるバンラムン陸運局が最もスムーズに取得しやすいです。
その理由として、バンラムンはパタヤという立地の都合上、欧米人を始めとする外国人の利用が多く、英語を話せる職員が多いからです。
外国人慣れしていることから書類チェックなどもスムーズに進みます。
バンラムン陸運局はパタヤ市内から北東に離れた36号線沿いにあり、公共交通機関は通っていないため、タクシーやバイタクなど、送迎が必要になるのがデメリットです。
パタヤの方に送迎込みで免許取得をサポートしてくれるサービスを提供しているエージェントがたくさんありますので、困ったときは相談してみるといいかも知れませんね。
タイで運転免許を取得するメリット
タイで免許証を取得するメリットはいくつかあるのでご紹介いたします。
取得費用が安い
日本の免許取得に比べると破格の安さです。
検定料等は一切かからず、免許証の発行費用はバイクは105バーツ、車は205バーツのみ。
(検定車レンタル、必要書類準備にはそれぞれお金がかかります。)
アジアの他の国でも利用可能
タイの運転免許証はASEAN各国でそのまま使えるとのこと。
日本発行の国際免許証が使えないベトナムでもそのまま利用できます!
タイで身分証として有効
ホテルのチェックイン等、パスポート提示の代わりに免許証を提示することで身分証として使えるので、パスポートをあまり持ち歩きたくない方にもオススメです。
ちなみにベリーモバイルでのお手続きもパスポートの代わりにタイの免許証で受付可能です!
タイの免許取得の流れをご紹介!
では早速、タイの運転免許証を取得する流れをご紹介いたします。
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タイの免許取得の必要書類
新規免許取得に必要な書類は以下の通りです。
(日本の免許からの書き換え時も必要書類は同じです。)
・パスポートコピー(顔写真ページ、ビザページ、最後の入国スタンプページ)
・ワークパミットのコピー、もしくは大使館かイミグレ発行の居住証明書
・健康診断書
・タイで持っている免許証(2輪免許など、取得車種以外の免許を持っていれば適性検査、ビデオ講習が免除されます)
コピーに関しては陸運局の向かい側にコピー屋が立ち並んでおり、1枚数バーツ程度で対応してくれます。
居住証明はシラチャのイミグレーションで300THBで発行してもらえます。
居住証明発行の必要書類は地域により異なりますが、シラチャは申込書とパスポート、
顔写真と申請料だけでその場ですぐに発行してくれました。
健康診断書はパヤタイやサミティベートのような大病院よりも、
街中のクリニックで発行してもらう方が時間も短く、安くてオススメです。
受付で「Health certification for driver’s license」と伝えればわかってくれます。
血圧や身長、体重などを申告し、簡単な問診の後、大体100バーツ~200バーツ程で発行してくれます。
上記の書類は免許取得後更新時も必要となってくるので、都度用意しましょう。
免許取得時の必要書類
新規免許取得に必要な書類は以下の通りです。※日本の免許からの書き換え時も必要書類は同じです。
・パスポートコピー(顔写真ページ、ビザページ、最後の入国スタンプページ)
・ワークパミットのコピー、もしくは大使館かイミグレ発行の居住証明書
・健康診断書
・タイで持っている免許証
(2輪免許など、取得車種以外の免許を持っていれば適性検査、ビデオ講習が免除されます)
コピーに関しては陸運局の向かい側にコピー屋が立ち並んでおり、1枚数バーツ程度で対応してくれます。
居住証明はシラチャのイミグレーションで300THBで発行してもらえます。
居住証明発行の必要書類は地域により異なりますが、シラチャは申込書とパスポート、
顔写真と申請料だけでその場ですぐに発行してくれました。
健康診断書はパヤタイやサミティベートのような大病院よりも、
街中のクリニックで発行してもらう方が時間も短く、安くてオススメです。
受付で「Health certification for driver’s license」と伝えればわかってくれます。
血圧や身長、体重などを申告し、簡単な問診の後、大体100バーツ~200バーツ程で発行してくれます。
上記の書類は免許取得後更新時も必要となってくるので、都度用意しましょう。
必要書類が揃ったら陸運局へ
さて、必要書類を揃えて陸運局へ到着したら、陸運局の中へ入りましょう。
新規取得は2階の受付で必要書類のチェックを受けます。
僕はここでパスポートとバイクの免許証のコピーが必要と言われたので、陸運局向かいのコピー屋でコピーを取ってもらいました。
必要書類が揃ったら番号札を渡されます。
適性検査を3項目
その後、適性検査を3項目行います。検査内容は下記の通り。
①色認識のテスト。ランダムに変わる信号機の色を答える(英語でOK)。
②深視力のテスト。2本の棒の内、1本の奥行をボタンで操作して横並びにする。
③反射速度のテスト。アクセルを踏み、赤信号が付いたらブレーキを踏む。
ちょっと失敗してもその場でやり直させてくれるかなり緩めの検査でした。
ビデオ講習
その後、時間があれば5時間程ある講習ビデオを見ることになります。
(僕はバイクの免許取得の際に受講済みのため、今回は省略してくれました。)
朝9時に陸運局へ到着してこの時点で10時過ぎぐらい。
検査が終わってしばらく待っていると、「コンピューターで学科試験をやるから午後1時に戻って来てね」と言われました。
周りには特に時間を潰せそうな場所はなかったですが、(オシャレなカフェが1軒とセブンが近くにあるぐらい)
とにかく時間を潰して午後に再び戻り、今度はパスポートを持って直接2階奥にあるコンピューター試験室へ向かいます。
難易度の高い学科試験
この学科試験が免許取得の工程の中で恐らく一番高いハードルかと思われます。
試験言語はタイ語or英語が選択可能。
数年前までは日本語もあったのですが、2020年より内容が一新されたようで、試験の難易度も以前より上がったようです。
英語の試験はたまに難しい単語が出てきますが、概ねわかりやすい文章でした。
コンピューター試験は50問あり、全て4択、合格点は45点(90%)。
インターネットで調べると対策用問題集が転がっていますが、2020年以前の古いバージョンの物が多く、古い物だと対策としては不十分なので新しいバージョンを探しましょう。
※私はコチラのサイトで勉強しました。
パソコンで全ての問題を解き終わり提出すると、
無慈悲にもその場で点数と合否が画面に表示されます。
残念ながら不合格の場合でも1日3回ぐらいまでは受け直せるようです。(僕はバイクの免許を取る時、日を跨いで合計4回受けました。。。)
同じ問題もよく出てくるので、繰り返し受けると点数は上がります。めげずに頑張りましょう。
ちなみに二輪も四輪も同じ試験内容ですが、それぞれ1回ずつ受ける必要があります。
さて、そんな試験をクリアしたら、次は実技試験の予約です。
僕が受けた時はそこまで混んでいなかったため、翌営業日の朝9時から予約できました。
実技合格で即時発行してくれるのでバイクの免許を持っている人なら最短2日で車の免許が作れます。
最後のハードルである実技試験
コンピュータ試験に合格した後、予約した日の朝9時に再び陸運局へ行きます。
集合場所は本館に向かって左後ろの屋根付きのベンチが集まっているところした。
試験に行くにあたって1つ気になっていたことが、「試験車を借りられるかどうか」でした。
日本の感覚だとにわかに信じがたいですが、タイの人が免許を取る時、バイクも自動車も自分(もしくは友達、家族)の車両を陸運局まで運転して来て、試験を受ける人が多いです。
バンコクのモーチット等大きい陸運局では試験の際にお金を払ってバイク、車を借りることができますが、地方の小さな陸運局の場合は貸し出しを行っていないところも多いとのこと。
さて、僕が行ったバンラムンはというと、集合場所の近くで声をかけてくる男性がおり、その人から借りることができました。試験1回につきホンダのオートマ車を300バーツで貸してくれます。
陸運局としての貸し出しは行っていないようですが、このように個人でレンタカーサービスを行っているようです。
その他マニュアル車、スクーターの貸し出しもしているようです。
無事に車を確保したら、ベンチに座って待ちましょう。
英文で試験の内容が書かれている張り紙があるので、待ち時間に読んでおくといいと思います。
時間になると試験監督がやってきて、グループで呼ばれます。
僕が受けたときは外国人は僕だけで、あとは全員タイ人でした。
出席確認の後、小さな試験コースをゾロゾロと歩いて回り、各ポイントで監督が説明をしてくれます。
英語の資料をくれて英語で簡単に説明してくれたので助かりました。
試験場は小学校のグラウンドよりも狭いぐらいの面積で、
オートマ車であればアクセルを1度も踏むことなくクリープ現象だけで全て事足りる程度の広さです。
試験内容は3種類だけ
タイの車の試験はとてもシンプルで、試験は3種類だけです。
項目は①停車・②駐車・③バック。
順番は受ける陸運局で変わりますが、試験内容は全国共通です。
試験車にモジュールを取り付けてカメラ等の機器を通して厳しくチェックする陸運局もあるようですが、バンラムンは試験監督1人が目視で行う審査方法でした。
僕が受けた流れは下記の通りです。
①停車の試験です。
ウィンカーを出して車を左に寄せ、停止線の手前25cm以内で停車します。
②縦列駐車です。
ポールを前後の車に見立てて、四角い線の中に駐車します。
③後退の試験です。
狭めのポールの間を一旦通り抜け、その後バックでポールに当たらないようバックで戻ります。
注意点として、この試験中は窓から顔を出してはいけません。
あくまでミラーと車幅感覚で操作する必要があります。
上記3つの関門をクリアすると、試験は全て終了となります。
試験監督が合格にチェックを入れた紙をくれるので、その紙を持って受付をした建物へ向かいましょう。
残念ながら3つの内どれかが不合格になってしまった人は、別日にその項目だけ再試験となります。
合格したら免許を受け取って終了!
晴れて合格となった人はメインの建物の2階へ戻り、15番の窓口で紙を渡してお金を払います。
免許発行費用は2輪105バーツ、4輪が205バーツです。
払い終わると番号札が渡され、掲示板に出ている番号の窓口へ行きます。
その窓口で写真を撮り、5分程待つと、出来上がった免許証が手渡されます。
日本の教習所だとこれ以外に車庫入れ坂道発進、高速教習などなど色々学びますが、タイはこの3点だけで取れてしまうので教習所へ通わなくても取れるぐらいハードルは低いです。
逆に言うと、日本のように皆が皆しっかり学校で交通ルールを学んでいる訳ではないので、公道を走る際は十分気を付けましょう。
さて、タイで新たに4輪免許を取得する際の流れを書いてみました。
特にシラチャやパタヤ等に長く住んでいる方であればバイクや自動車を運転する機会もあるかと思います。
くれぐれも、安全運転で快適なタイ生活をお送りください!