夜行列車に乗車したことはありますでしょうか。日本では運行本数が減少し、現在では毎日運行している寝台特急は1本となってしました。
しかし、タイでは数多くの夜行列車が運行され、タイの地方への重要な足となっております。
今回はラオスへの訪問の為、タイ・バンコクからタイ東北部、ラオスとの国境を接するノンカーイ県までの寝台特急に乗車してきました。近時リニューアルされた寝台車両がとても快適でした。
これを見ればタイでの寝台特急乗車が出来る、2024年12月最新版 チケットのWEB予約購入から乗車記までを複数回に分けて完全版としてお届け!
今回は 第3弾 タイ国鉄東北部終点のノンカーイ駅から徒歩でラオスへの国境「タイ・ラオス友好橋」へ向かう様子をご案内します。
第1回、第2回の様子は下記「あわせて読みたい」からご確認ください。
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ノンカーイ駅到着
前回ブログ(第2弾)の車内探索を終えたのち、自分の座席に戻るとすぐに寝てしまいました。エアコン等の空調に関しては幸いちょうどよい室温でしたので、寒い等困ることはありませんでした。
他の方のブログ等を拝見すると、非常に寒かったというコメントも多かったため寒さ対策は必須かと思います。
停車時のドアが開く音で目覚め、気が付くとタイ東北部主要都市、終点のひとつ前の駅「ウドンタニ駅」に到着していました。
驚いたことにこの駅で乗客の約8割が下車して、車内が閑散としました。予定ではもう少し早く朝の準備をすると決めておりましたが、少し慌てながら社内の洗面台で歯磨き等、朝の身支度を行う事に。
座席に戻ると、車掌さんが「ベッドから座席に戻します」とアナウンスし、出発時の向かい合わせの椅子に1つ1つ戻していきました。
ものの30秒で座席タイプに戻り、席に座り外を眺めると徐々に明るくなってきました。頭の中を流れるのはおなじみ「世界の車窓から」のあのBGMです。
今までは線路が1本でしたが、国境に近づくにつれ貨物列車やコンテナを見かける回数が増えてきました。国境が近づいてきたことを改めて感じますね。
そして定刻より10分ほど遅れでタイ国鉄東北部の終点「ノンカーイ駅」に到着しました。降りた瞬間に感じたのが「静かすぎる」という印象でした。到着後すぐの為、気動車のエンジン音はしっかりと聞こえてきますが、それ以外は静寂そのものでした。
駅構内には有料のお手洗い、売店が1か所あるのみで想像していたより小さい駅でした。この他、国鉄のチケットが購入できる窓口が2か所ありました。
田舎の駅というこの雰囲気がどこか心地よかったです。
ノンカーイ駅から国境までのアクセス方法
現在朝7時ですが早めにラオスへ入国したいと考えていたため、足早に国境へ向かいます。
駅舎の外はこのような雰囲気で乗り合いのソンテウや迎えを待つ車が多く駐車しております。
ここからタイとラオスの国境となるタイ・ラオス友好橋のイミグレーションまでは大きく2つの方法があります。
A.ソンテウやトゥクトゥクとの直接交渉
B.約1kmの徒歩移動
Aの場合、駅前で声をかけてくるソンテウやトゥクトゥクの運転手との交渉となり、相場は50-60THBとのことでした。急ぎで国境に向かいたい場合や天候が良くない場合、非常に暑く徒歩での移動が難しい場合にはおススメの方法となります。
今回、私は国境の街の雰囲気も感じたい、そこまで移動を急いでいないこともありBの徒歩移動にて国境まで移動しました。
徒歩の場合はルート選びが若干困りましたので、下記の地図を参考に進まれることをお勧めいたします。ポイントとなる画像内①、②についても写真付きで解説します。
まずは駅を背にして左手に進みます。歩道はありますが写真の通り状態は良くありません。また車は結構なスピードで通過しますので注意が必要です。
途中蓮の花が咲いていました、綺麗ですね!タイ東北部は蓮の池が有名です、「タレー・ブア・デーン」という蓮の池が特に人気とのことでいつか訪れたい観光スポットです。
5分ほど歩くと大通りに突き当たります。上記画像内①の箇所となります。
左手には踏切が見えますので渡ります。この線路はラオス方面へ続く線路になります、島国出身者からすると少し不思議な感じがしますよね。この後も歩道が左右両側にあるので進んでいきます。「ビエンチャン」の文字が見えてきましたね。
途中、店前に猫がたくさんいるセブンで小休止。
この後少し進んだ箇所が②の箇所となり、大通りを横断します。真ん中の中央分離帯も広く渡りやすいですが、3車線有り車のスピードも速く注意が必要です。
ビエンチャンの方向も看板に表示されているので、方向感覚がつかみやすく迷うことは少ないかと思います。
少し歩くと国境前最後のセブンイレブンに到着しました。ラオスはタイバーツが必要な場合が多いため、こちらのATMもしくはイミグレーション前に設置されているATMでの出金をおススメします。また、必要な物品等があった際にはこちらでの買い出しをお忘れなく。
セブンの反対にはいよいよ・・・
タイ・ラオスのイミグレーションと税関が見えてきました!
ここからは徒歩の方向けの案内があるので、それに従いイミグレーションに向かいます。徒歩の方は車と同じ左側歩道よりイミグレーション内に入場できます。
向かう途中にカシコン銀行のATMもありましたので安心ですね。
最後に
今回はノンカーイ駅到着後国境までの流れをご案内してきましたがいかがでしょうか。
次回はいよいよタイ・ラオス陸路国境越えをお届け予定。タイラオスの国境での出入国方法を徹底解説予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。