タイに海外赴任が決まったり海外留学が決まったりした際に気になるのが、日本の電話番号をどうするかという点と、タイのSIMカードの契約方法だと思います。
最近ではLINEが普及しているので国際電話に関してはそこまで利用することは多くなくなりましたが、緊急時に日本で使える番号を一つ持っていると非常に便利です。
今回はタイ生活の際に日本の電話番号をどうするのかという点を中心にご紹介していきますので、これからタイに赴任される方や留学される方、帯同される方は是非この記事を参考に日本のSIMカードをどうするか選択してみてください。
また、タイに長期滞在される際のSIMカードの調達方法に関してもご紹介いたします。
日本の電話番号はキープする?
タイに赴任される場合は、日本に一時帰国するのは年に2回程度というのが一般的だと思います。
ほとんど使う事のない日本の電話番号をどうすればいいのか悩むという方も多いです。
電話番号を解約した場合には、日本に帰国した際に新しい電話番号を日本の友人や家族などに伝える必要があるのに加えて、銀行などに登録している場合には登録電話番号を変更する作業が必要になります。
また、タイに住むんでいる間に日本の電話番号を使う機会は意外に少なくないので日本の電話番号はそのまま使える状態で持ってくるのがおススメです。
ただ、絶対に使わないという方は各キャリアが用意している電話番号保管サービスの利用をすると良いでしょう。
docomoの電話番号保管サービス
手数料 | 3,850円*オンラインの場合1,100円 |
月額 | 440円 |
docomo公式 ) 長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除
Softbankの電話番号保管サービス
手数料 | 3,850円 |
月額 | 429円 |
Softbank公式 ) 電話番号・メールアドレスお預かりサービス
auの電話番号保管サービス
手数料 | 3,850円 |
月額 | 409円 |
上記の通り大手3キャリアは月額400円程度で電話番号保管サービスを提供しております。
尚、もう1社の日本のMNOである楽天モバイルは電話番号保管サービスを2023年12月時点で提供しておりません。
電話番号の変更の手間を考えると駐在期間の長さにもよりますが日本の電話番号を使う予定が無いという方は電話番号は保管しておくのがお得です。
ただ、日本の電話番号を使える状態にしておきたいという方は、格安プランに変更してタイに日本の電話番号を持ってくるのがオススメです。
タイ赴任時には楽天モバイルかpovoがオススメ!
日本の電話番号をタイに持ってくるという方は楽天モバイルかpovoに切り替えて来られる方が多いです。
大手キャリアの通常プランのままだと月額が高いので、そこまで使わない場合に月額がもったいないです。
ただ、これを上記のいずれのキャリアに切り替えてタイに持ってこられるとかなりお得にご利用いただけます。
楽天モバイル
楽天モバイルのプランは毎月のデータ利用量で請求額が変動する1つのプランとなっております。
3GBまでは1,078円でご利用可能でそこから20GBを利用するまでは2,178円、20GB以降は無制限でデータ利用が可能で月額は3,278円になります。
このプランで海外で2GBまで追加費用無しで利用出来るので、タイ滞在中の海外旅行で利用することも出来ます。
また、日本に一時帰国する際には楽天モバイルのプランをそのまま使えるので、レンタルWiFiや国際ローミングを使わずにお得に利用することが出来ます。
詳細な料金プランは楽天モバイル公式WEBサイトでご確認ください。
povo
povoは月額基本料金は0円から日本の電話番号を持てるサービスで、海外赴任時に最適なパッケージと言えます。
海外利用は楽天モバイルと比べると少々高いのですが、使いたい時にパッケージを追加して利用出来るので、無駄になることがありません。
ただ、180日間利用がないと自動解約されてしまうので、自分で期限を管理しないと気づいたら自動解約になっていたという可能性もあります。
頻繁に日本に一時帰国してpovoの回線にデータを追加して利用するという方に向いていると思います。
詳細なパッケージはpovo公式WEBサイトをチェックしてみてください。
特にどちらがオススメという事はありませんが、一時帰国の通信などでよく利用する方は楽天モバイル、保険で持っておきたいという方はpovoを利用するのが良いと思います。
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タイのSIMカード・電話番号はどうする?
日本の電話番号をどうするか決まったら、次にタイで使うSIMカード・電話番号をどうするかを決めて行きましょう。
タイで日本と同様にスマホを使うためには、タイのSIMカードを準備する必要があります。
ただ、その前にスマートフォン本体を新たに購入するかどうかを決める必要があります。
まずは、日本でタイのSIMカードをご契約になられる際の流れに関してご紹介いたします。
タイで使えるスマホを用意する
まずはタイで使えるスマートフォンをタイで準備するという方法ですが、現地に到着してから携帯ショップや家電量販店などでスマホを購入するという方法です。
タイでスマホを購入するメリットとしては以下の通りです。
✅ タイで購入したスマホはタイで修理可能!
✅ 日本のスマホをそのまま置いておける!
✅ 使い方に応じて豊富なラインナップ
タイ生活のスタートのタイミングでタイでスマホを新たに準備すると日本のスマホに貯まっているデータは別で保管しておく事が可能です。
SIMロック解除した日本のスマホを使う
次に日本で使っているスマホをSIMロック解除してタイで利用するという方法があります。
日本のスマホをSIMロック解除して使うメリットとしては以下の通りです。
✅ 追加費用無しでスマホを確保できる!
✅ データ移行無しで簡単に利用開始!
SIMロック解除して日本のスマホをご利用いただく際の注意事項としては、「修理がタイで出来ない」「壊れた時の対応は日本でしか出来ない」「SIMロック解除が上手く出来ていないと使えない」といった点です。
スマホの操作が得意ではない方や数年タイにいるという場合には、新たにスマホを購入するのが良いでしょう。
タイで使えるSIMカードはどうする?
スマホ本体をどうするか決まったら次は、スマホに入れるSIMカードをどうするかを決めて行きましょう。
バンコクのSIMカードの契約は2種類の契約タイプがあります。
プリペイド契約
まずはプリペイド契約です。プリペイドタイプの契約の場合には契約が簡単というメリットがあります。
例えばタイに到着してすぐに空港でパスポートを提示して購入することが出来ます。
パッケージは購入時に選べるのですが、パッケージが切れると自分でSIMカードにチャージし、追加した残高からパッケージを選んで追加購入する必要があります。
日本で馴染みのないプリペイドでの契約は短期の利用の方にとっては便利ですが、中長期タイに滞在する方にとってはメリットよりチャージの手間というデメリットの方が大きいです。
また、継続利用する場合には、プリペイドSIMをAmazonなどのECサイトで購入するのはオススメできません。
プリペイドSIMカードを使っていて、「再発行」や「eSIM切換」などを行う際には、契約名義の書類を準備する必要がありますが、Amazonなどで販売されているSIMカードの場合には販売事業者の情報が登録されているため、そういった手続きを行う事が出来ません。
なので、中長期の滞在の場合には次にご紹介するポストペイドでの契約がオススメです。
ポストペイド契約
次に日本と同じ後払い方式の契約、ポストペイド契約をご紹介します。
ポストペイドでの契約の場合には、パスポートに加えてワークパーミット(労働許可証)が原則必要になります。
タイに赴任されてきた場合、ビザはある物のワークパーミットは少し先という場合が多いため、まずはプリペイドを自分の名義で契約してワークパーミット取得後にポストペイドに切り替えるという方法があります。
また、日本語を話せるスタッフが原則いないので、店頭ではタイ語か英語でのやりとりとなります。
パスポートを出すだけのプリペイドとは違って、しっかりとした契約を伴うポストペイド契約をする際の言語の壁が不安という方も多くいらっしゃいます。
そういった方は次にご紹介するバンコクのプロンポン、そしてタイの東部シラチャに日本人常駐の日系携帯ショップのベリーモバイルでご契約をされるのが安心です。
日系携帯ショップで契約
ベリーモバイルではタイのMVNOライセンスを取得して営業している日系携帯ショップで、AISとTRUEの回線をオリジナルブランドで提供しております。
バンコクとシラチャの店舗には日本人が常駐し、常に日本語でサポートを受ける事が出来ます。
海外で言語が不安という方は、日本語で徹底サポートのベリーモバイルでSIMカードを契約されるのがオススメです。
ベリーモバイルでは来タイ後に各店舗でSIMカードを契約する他にも、日本出発前にSIMカードを契約することが出来、このサービスがかなり人気となっています。