LINEのセキュリティー対策をご紹介！LINEの設定を確認しよう！

多くの人が「安全」だと信じて使っているLINEですが、その認知度や普及率の高さが原因で、詐欺や不正アクセス、スパムなどのターゲットになりやすいという現実があります。以下に、LINEが狙われやすい理由を説明します。

・ターゲット層が幅広い

LINEは学生からビジネスマン、主婦層、そして高齢者まで幅広い層に利用されています。こうした多様なユーザー層の中には、セキュリティ意識が低い人も多く含まれているため、犯罪者にとって「引っかかりやすい」ターゲットが見つかりやすくなっています。

・家族や友人と密なやりとりがされる

LINEは「リアルな生活」に深く浸透しているため、犯罪者が心理的に信頼関係を利用しやすい環境が整っています。家族や友人になりすまし、「急にお金が必要」といった詐欺メッセージを送ることで、相手がつい信用してしまうようなシチュエーションを作りやすいのです。

ビジネスシーンでも利用されている

仕事でもLINEでやりとりを行うことが多いため、LINEを通じた情報漏洩やデータ窃盗のリスクが伴います。仕事上の機密情報や顧客データがLINEを通してやり取りされることがあるため、犯罪者にとっても貴重な情報が手に入る可能性が高いといえます。

普段からLINEを利用する上で、各ユーザーが気軽に実施できる基本的なセキュリティ対策を以下に紹介します。日々の利用の中で少しの意識を変えるだけで、犯罪に巻き込まれるリスクを軽減することができます。

もし現在のパスワードを忘れてしまった場合や、ずっと同じもの、単純な配列のものである場合は更新をご検討ください。
方法は、LINEアプリを立ち上げてから下記の手順です。

ホーム（家マーク）　＞歯車マーク　＞アカウント　＞パスワード　＞変更

もしスマートフォンからのみLINEをご利用している場合は、ここは念のためOFFにする事をお勧め致します。ここをONにしておくと、不正アクセスが実務として悪用された場合にご自身のアカウントへ、他の端末からログインされてしまう危険性があります。

続けて、念のため「ログイン中の端末」を選択いただき、もし身に覚えのない端末がログイン状態であれば、すぐに「すべてのサービスからログアウト」を選択ください。

LINEからの正式通知は、上記写真の盾マークのロゴになります。
もし友達を装った名義でのメッセージや銀行や公的機関に近い内容でのメッセージは疑ってください。特に、そこに掲載されているURLのクリックはしないようにご注意ください。

またIDやパスワードを聞くような質問に対しても返答をしないようにしてください。

そのようなメッセージを受け取った場合は、メッセージを長押しし、「通報」を選択することで被害拡大を抑えることに貢献いただけます。

普段何気なく利用しているLINEですが、その裏にはさまざまなリスクが潜んでいます。利用者自身がその危険性を把握していれば、より安全にLINEを使うことができます。

・アカウントの乗っ取り
突然LINEアカウントが乗っ取られ、勝手にメッセージが送られてしまう被害が発生しています。乗っ取られると、連絡先リストの全ての友人に不正なメッセージが送られる可能性があり、友人のアカウントも乗っ取り被害に遭う危険が広がります。

・個人情報の漏洩
LINEでの会話内容が第三者に流出したり、住所や銀行口座情報が悪意のある人物に盗まれることもあります。たとえ身内でも、重要な個人情報のやり取りには細心の注意が必要です。

・ウイルス感染のリスク
LINE経由で怪しいリンクを開くと、スマートフォン自体がウイルス感染することがあります。ウイルスに感染するとスマホ内の情報が盗まれたり、他のアプリの動作に影響が出ることもあります。

LINEは、私たちの日常に欠かせないコミュニケーションツールとなっていますが、安全に利用するためには基本的なセキュリティ対策を日頃から意識することが不可欠です。「みんなが使っているから安全」と思い込まず、自分の情報を守る意識を持ち、適切な設定や操作を行いましょう。

最終的には、ユーザー自身の意識と習慣が安全性を大きく左右します。個人情報を守り、快適で安全なLINE利用を続けるために、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。