IBM社製EMMソリューションのOEM製品である、Wizberryをお客様にご案内すると、お客様から度々いただくご質問がございます。それが位置情報の検索機能です。端末を紛失した際に、端末を探すための機能として利用されますが、「スタッフが客先に本当に行っているのか」、「前後の時間でサボっていないか」を確認できないか?という目的でご質問を受けることもあります。
「サボり」と言うと、業務時間中に動画やSNSを観る、ということもありえなくないと思います。そこで、今回はサボり防止に役立つ機能のご紹介をいたします。
1. 位置情報検索機能
外回りの営業やお客様のサポート、商品のメンテナンスなど、スタッフの方がお客様先に出向く機会は多かれ少なかれあると思いますが、スタッフが本当にお客様のところへ直行し、その後、業務時間内であればオフィスへ直帰しているのかどうかなど、スタッフが一人であれば誰もわかりません。
そこで位置情報検索を利用します。この機能を利用すれば、業務時間内に、明らかにオフィスでも(その日訪問予定の)客先でもないところに端末がある場合など、その端末のユーザーが業務時間内にサボっている可能性を見つけることができます。
端末の位置情報検索方法は2通り
1つ目は、1画面上で全登録端末の位置情報を検索する方法です。地図上に位置情報が有効な端末の位置情報が全て表示されます。数字にカーソルを合わせると、端末やユーザー情報など、さらに詳細を検索することが可能です。
2つ目は、それぞれの端末の位置情報を個別に検索する方法です。過去の位置情報も検索することができます。その際、例えば2022年4月5~2022年5月2日のようにある期間を検索対象にすることもできます。
2. アプリの使用制限/ジオフェンシング
動画やSNSなどのプライベートアプリの利用に対しては、「特定のアプリのみをインストール可能にする設定」や、「設定した勤務時間やロケーションに合わせて勤務時間内または勤務地ではSNSの使用を禁止する」、という設定も可能です。そのうえで、アプリは社内で統一して使用すると決めたアプリだけを管理者から、スタッフそれぞれの端末に配布することにより、社用端末では会社で決められたアプリだけがインストールされた状態にすることができます。
ジオフェンシング
場所ベースでの制限には、ジオフェンシングが利用されています。ジオフェンシングとは、位置情報を基に、ある特定の範囲に対して効果を発動する仕組みです。例えば、会社や工場周辺などでは、特定のアプリを利用できなくする、といったことが可能です。これであれば、例えばプライベートの端末を持ち込みで利用している場合であっても、会社や工場では利用制限をかけ、それ以外の場所では自由に利用できます。
この機能は、例えば、業務にスマホを利用することがない工場において、会社の機密情報となる工場内部の様子などを、スタッフがSNSにあげてしまうということを防ぐことなどに利用されています。弊社のお客様でも事例がございますので、こちらからご一読くださいませ。
3.Wizberryで管理を
Wizberryには無料のトライアルがございます。セキュリティポリシーの設定からサポートさせていただきますので、ぜひ下記までお問合せ下さい。
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