モバイルセキュリティWizberryのコンテナ化が便利!

2022年6月1日より施行されたタイの個人情報保護法(PDPA)への対応は、企業にとってますます重要な課題となっています。

特にBYOD(Bring Your Own Device)を導入している企業では、個人のスマートフォンやタブレットを業務に活用する中で、セキュリティ対策の強化が求められます。そこで注目を集めているのが、MDM(モバイルデバイス管理)ソリューションサービス「Wizberry」です。本連載では、Wizberryの機能をご紹介しており、今回はその中でも特にBYOD環境におけるセキュリティ対策に役立つ「コンテナ化」機能について詳しくご説明いたします。

メールセキュリティ対策として、セキュアメールとセキュアブラウザー機能について解説しましたが、まだご覧いただいていない場合は、ぜひこちらからご一読ください。

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1.コンテナ化とは?

「コンテナ化」とは、モバイル端末内で業務用アプリと個人用アプリを完全に分離し、会社のデータや業務アプリをプライベートなアプリから隔離するための技術です。この方法によって、企業の機密データが個人のデータやアプリに触れることなく、セキュリティが確保されます。以下の実際のスマートフォン画面を見ていただくと、コンテナ化の仕組みがより明確になります。

 

コンテナ化された業務用アプリ(例:メール、カレンダー、ドキュメント等)は、プライベートアプリ(例:SNS、ゲーム、個人用メールアプリ)とは異なる領域に格納され、互いに干渉し合うことがありません。この仕組みによって、万が一端末が紛失したり、スタッフが退職した場合でも、業務データのみをリモートで削除することができ、個人データはそのまま保護されます。

2.なぜコンテナ化が必要なのか?

2.1 端末の紛失・盗難への対応

ある調査によると、日本人の約5人に1人がスマートフォンを紛失した経験があるとされています。企業でBYODを導入している場合、もし従業員が業務用スマートフォンを紛失した場合、キャリアに連絡して回線を停止するだけでなく、端末内のデータ保護も重要です。しかし、パスコードを設定していない場合、拾得者は端末を簡単に操作でき、重要な業務データにアクセスできてしまう可能性があります。

Wizberryを利用している場合
Wizberryでは、端末自体の画面ロックを強制することができ、さらにコンテナ内に格納されている業務アプリにもパスコード設定を強制することができます。これにより、万が一端末が紛失しても、業務データにアクセスされるリスクを大幅に低減できます。さらに、企業のIT管理者は遠隔操作で業務用アプリのみをアンインストールすることができ、個人のアプリやデータには影響を与えずに、企業データを安全に削除することが可能です。

2.2 プライベートアプリからの情報流出

BYODを採用している企業では、従業員が個人のスマートフォンを業務に使用することが一般的ですが、その場合、個人用のSNSアプリやメールアプリと業務用アプリが混在することになります。このような環境では、誤って業務用データを個人用アプリに転送したり、個人のSNSアプリで情報を共有してしまうと、企業の重要なデータが外部に漏洩するリスクがあります。

Wizberryを利用している場合
コンテナ化により、業務アプリとプライベートアプリを完全に分離することができます。この分離により、業務アプリ内で作成したドキュメントやメールは、個人アプリへの転送やコピー&ペースト、ファイルの送信、共有などが禁止されます。従業員が誤って業務データをプライベートアプリで扱うことがないよう、システムが自動的に制限をかけ、情報漏洩を防ぎます。

2.3 個人データと業務データの分離

Wizberryのコンテナ化機能は、個人のアプリやデータと業務アプリ・データを分離するため、個人情報にアクセスすることなく、業務データの管理が可能です。これにより、従業員が会社支給の端末を使用している場合でも、プライベートの利用と業務用の利用を切り離すことができ、企業側はセキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

Wizberryでセキュリティを強化しつつ業務の効率化

企業のセキュリティを強化することは非常に重要ですが、それによって業務の効率が損なわれてしまっては意味がありません。Wizberryのコンテナ化機能は、従業員の利便性を損なうことなく、高いセキュリティレベルを実現します。業務用のアプリやデータは専用のコンテナ内で管理されるため、セキュリティが強化される一方で、従業員は従来通りに業務を進めることができます。

また、Wizberryは、多数の端末を一元管理するための便利な管理機能も提供しています。これにより、個々の端末の管理が容易になり、企業全体のセキュリティレベルを維持しつつ、業務効率を落とすことなく管理できます。

まとめ

Wizberryは、PDPA対策として非常に効果的なMDMソリューションです。コンテナ化機能により、BYOD環境でも個人データと業務データを分離し、セキュリティを高めることができます。紛失や盗難に備えたリモート管理機能や、プライベートアプリとのデータ転送を制限する機能により、企業データを守ることができます。Wizberryを導入することで、企業はセキュリティ対策を強化しながら、業務の効率化も実現できます。

Wizberryに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。セキュリティを強化しつつ、業務をスムーズに進めるための最適なソリューションをご提案させていただきます。

 

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BerryMobile中本裕士 (nakamoto)
nakamoto@berrymobile.biz

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