【2025年1月最新版】日本のブルートレインでラオスからタイへ国境越えしてみた

【2025年1月最新版】日本のブルートレインでラオスからタイへ国境越えしてみた

夜行列車に乗車したことはありますでしょうか。日本では運行本数が減少し、現在では毎日運行している寝台特急は1本となってしました。

日本での夜行列車といえば「ブルートレイン」ですよね。

今回はラオス・ヴィエンチャン=タイ・ノンカーイ駅間で運行している国際列車に乗車してきました、運行している車両はなんと昔、日本を駆け抜けたブルートレインの車両を再利用しているそうです。

国境を鉄道で超える経験は初でしたので、今回はこちらの様子をご紹介します。

タイからラオス国境ノンカーイ駅への夜行列車情報は下記「あわせて読みたい」をご参照ください。

あわせて読みたい

ヴィエンチャン首都駅の様子は

ヴィエンチャンには主に2つの駅が存在します。

・中国ラオス高速鉄道(LCR)のヴィエンチャン駅 主にルアンパバーンや雲南省昆明方面

・ラオス鉄道公社が運営するカムサワート駅(Khamsavath Station) 主にタイ国境ノンカーイ駅やバンコク方面

位置はどちらも市内中心部から離れているため、間違えないように注意が必要です。

今回利用するのはカムサワート駅(Khamsavath Station)となります。

少し時間が無かったため、駅へはタクシー配車アプリLOCAで移動。このLOCAアプリはヴィエンチャン内の徒歩では難しい範囲の移動では欠かすことのできないアプリです。

151,646ラオスキープ(約247THB)とタイ・バンコクでのタクシー移動より若干割高ですが、無事駅に到着しました。

この他、時間に余裕のある方は市内のバスターミナルから駅方面のバスが利用可能とのことでした。

ラオス国旗と共産国旗 赤旗が風に揺れるカムサワート駅は想像の3倍大きかったです。しかし、駅周辺の環境は首都にある駅とは思えない衝撃的な景色が広がっておりました。

首都の駅前ロータリー内に牛が放し飼いされていたのは衝撃でした。また、反対側には田畑が広がっており、車等の往来も少なく非常に静かな環境でした。

駅の中もほぼなにもない状態で非常に広大なスペースがあるのにもかかわらず、利用する人がほとんどおらず閑散としておりました。

タイ・バンコクとの直通列車開通を記念するボートは駅中央に掲示されておりました。

チケットは入って左手側に窓口があるのでこちらで購入します。この駅からは利用できない中国ラオス高速鉄道(LCR)のチケット隣のブースで販売している様子でした。

いざ乗車

今回乗車する列車はコチラ ラオス・カムサワート駅 9時35分発=タイ・ウドンタニ駅 11時25分着の予定の列車番号148番 快速列車となります。

チケット内にも記載がある通り「JR」の文字が!2等車以上がJRの車両となりますので、希望の方は2等車以上のチケットを購入しましょう。

乗車券は2等車 200THBでした。

こちらは国境駅となるため、この駅で出国審査を行いホームへ向かいます。出国時も入国時と同様謎の20THBを徴収されました、出入国時のトラブルは避けるべくおとなしくお支払い。

ホームは閑散としており、特にすることもなく散策しました。ここで出会ったシンガポール人の旅人と30分ほど談笑、この方は鉄道が好きで日本の車両に乗車できると知り、ヴィエンチャンを訪れたとのこと。

定刻になっても電車が来ないと思い、シンガポールからの旅人と共に運行状況をしらべてみると、タイ側の運行情報を確認できるサイトがありました。

折り返しの電車の運行状況を確認すると1時間ほど遅れとのことでした。

タイやシンガポール、日本の車の話題や、観光名所の話をすることさらに30分、非常に楽しい時間でした。

9時35分発予定でしたが折り返しの列車が実際に到着したのは10時10分、汽笛を鳴らしながらホームにバンコクからの夜行列車が到着しました。

いざ2等車へ乗車、寝台車の座席は取りませんでしたが車内を探索、この並びが懐かしいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

車内には日本語も至る所にあり、昔日本で活躍した車両であると改めて感じられますね。

折戸にも日本語が!この折戸も今では見かける箇所がほとんどなくなってしまいましたね。

無事タイへ入国、ウドンタニ駅へ

今回乗車した2等車はこちらの座席でした。この号車には5名ほど乗車しており、全体としてこの列車の利用率は低いように感じます。

カムサワート駅がヴィエンチャン市街地から離れていることが原因でしょうか。

乗車後10分ほどでアナウンス等もなく発車しました。発車後、すぐのどかな雰囲気の車窓に移り変わりました。

カムサワート駅を出発し15分ほど乗車すると、タイとラオスの国境に到着!鉄道での国境越えの瞬間を写真に収めることが出来ました。

タイとラオスの国旗の並ぶ間がメコン川の中心、国境となります。

電車は程なくして、タイ側の国境駅ノンカーイ駅に到着しました。

こちらではタイ入国の手続きが必要となるので、到着したホーム上にある入国審査ブースに向かいます。駅のホームで入国審査を受けるのは不思議な感覚でした。

案内標識にもしっかりと「Immigration」の表記が。

入国審査、税関を通過し、少し待つと同じ列車へ再び乗車できるようになり乗車。ここからウドンタニ駅まで1時間弱の乗車でした。

途中、東北部の名物ハスの池が各所にありました。まだつぼみの状態でしたが、メインのシーズンになるとハスの花畑の車窓も楽しめそうでした。

定刻より約1時間遅れで列車はタイ東北部の主要都市ウドンタニ駅に到着しました。

ヴィエンチャン=ウドンタニ間は国境バスがあり、国境バスの方が安く早いため、このルートを利用する方は少ないかもしれません。

ただ、鉄道での国境越えというなかなか体験できない移動手段を、過去に日本を走っていた列車で経験できたことは非常に満足度が高かったです。

最後に

今回はラオス首都ヴィエンチャンからタイ側国境の街ノンカーイ駅まで、日本で活躍していたブルートレイン車両に乗車した約2時間の旅をご紹介。

国境を鉄道で渡るという人生初の体験は非常に良い体験となりました!

今後ダイヤ改正等によって、この列車は廃止となってしまうかもしれませんので、興味のある方は早めのご渡航をおススメします。

タイからラオス国境ノンカーイ駅への夜行列車情報は下記「あわせて読みたい」をご参照ください。

あわせて読みたい

あわせて読みたい

あわせて読みたい

あわせて読みたい

関連する記事

Go to top