来年施行予定だったPDPA(個人情報保護法)の施行が延期される中で、企業が取り組むべき最重要課題の一つが、個人情報の保護です。特にモバイル端末を活用した業務が増加する中で、モバイルセキュリティの強化は急務となっています。今回はその中でも注目のセキュリティソリューション「Wizberry」をご紹介し、特にメールセキュリティ対策に焦点を当てて、どのようにWizberryが企業のセキュリティリスクを軽減できるかを解説していきます。
前回の記事では、業務用端末の紛失や盗難に対するリモートロック・ワイプ機能についてご紹介しましたが、まだご覧いただいていない方は、こちらからチェックしていただけますと幸いです。
1.メールに潜むリスク
メールは、現在のビジネスコミュニケーションにおいて欠かせないツールとなっており、日々の業務において非常に重要な役割を果たしています。しかし、メールには様々なセキュリティリスクが潜んでおり、企業の情報漏洩の原因となる可能性があります。以下のようなリスクが増えているため、企業は十分な対策を講じる必要があります。
1.1 メールの盗聴・改ざん・なりすまし
メールが外部の攻撃者によって盗聴され、情報が不正に取得されたり、改ざんされることがあります。また、攻撃者が送信者になりすまし、信頼された相手に偽の情報を送る「なりすまし」も深刻なリスクです。もし暗号化が適切に行われていない場合、メール内容が第三者に簡単に読み取られてしまいます。
1.2 スクリーンショット・コピー&ペースト・転送
次に、メール内容がスクリーンショットで保存されたり、コピー&ペーストで他の場所に転送されることによるリスクです。企業のポリシーで制御できないアプリケーションやデバイスで扱われる場合、情報漏洩が発生する可能性があります。
1.3 マルウェアや悪意のあるウェブサイトへのリンク
添付ファイルやメール内のURLからマルウェアに感染したり、フィッシングサイトに誘導されてしまう危険もあります。偽のウェブサイトでパスワードを入力したり、ワンクリック詐欺に引っかかるケースも多発しており、これにより機密情報が盗まれる恐れがあります。
1.4 人為的ミス
最後に、人為的なミスによる情報漏洩が問題となります。例えば、誤ってメールを送信したり、CCやBCCの使い方を誤ることで、情報が本来送るべきでない相手に渡ってしまうことがあります。このようなミスを防ぐための管理体制も重要です。
2.Wizberryによる効果的な対策
これらのメールに関連するリスクに対して、Wizberryは強力な対策を提供します。Wizberryを導入することで、企業のメール環境におけるセキュリティを大幅に強化することができます。具体的には、次のような機能がリスクを効果的に抑制します。
2.1 メールの盗聴・改ざん・なりすまし対策
Wizberryは、SSL/TLS通信を採用することで、通信中のメールを暗号化し、外部の攻撃者による盗聴や改ざんを防ぎます。SSL/TLS通信は、インターネット上での情報の安全な送受信を保証し、第三者が内容を読み取ることを防ぎます。この仕組みによって、企業の機密情報が漏洩するリスクを減少させます。
2.2 スクリーンショット・コピー&ペースト・転送対策
Wizberryの「secure mail」機能では、メールや添付ファイル、テキストの転送、コピー&ペースト、スクリーンショットといった操作を制限することができます。これにより、コンテナ外へのデータ持ち出しを防ぎ、メール情報の不正流出を防止します。企業ポリシーに従って、データの扱いを厳格に制御できます。
2.3 マルウェアや悪意のあるウェブサイトへのURL対策
Wizberryの「secure browser」機能は、メール本文に含まれるURLをスキャンし、既知のマルウェアや悪意のあるサイトへのアクセスをブロックします。この機能により、フィッシングサイトやワンクリック詐欺のリスクを大幅に低減できます。また、企業のネットワークに対するマルウェアの侵入を防ぎます。
2.4 人為的ミス対策
人為的ミスによる情報漏洩は防ぎきれませんが、Wizberryではメールを送信する際に暗号化やパスワード保護などのガイドラインを設けることが可能です。また、社内での運用ルールを徹底することで、従業員がセキュリティを意識した行動をとることを促進できます。研修やポリシーの設定に加え、Wizberryが提供するツールでリスクを最小限に抑えることが可能です。
3.生産性を損なわずにセキュリティを強化
セキュリティ対策を強化することは重要ですが、それが業務の効率を損なうことがあってはなりません。Wizberryのメールアプリは、わかりやすいUIと直感的な操作で、ユーザーが簡単に利用できる設計がされています。コンテナ内であれば、メールやドキュメント、連絡先、カレンダー、ブラウザーなどのツールを効率よく使用することができ、セキュアな環境で業務を進めることが可能です。
Wizberryを利用することで、企業はセキュリティを強化しつつ、従業員の生産性を損なうことなく、安全な業務遂行をサポートします。
4. まとめ
Wizberryは、企業のメールセキュリティを強化するための強力なツールです。これにより、メールの盗聴・改ざん・なりすましといったリスクを防ぎ、企業の機密情報を守ることができます。さらに、スクリーンショットや転送など、データの持ち出しを制限する機能や、マルウェアや悪意のあるサイトへのアクセスをブロックする機能など、さまざまなセキュリティ対策を提供しています。
メールを安全に、かつ効率的に利用できる環境を提供するWizberryは、企業のPDPA対策において非常に重要な役割を果たします。
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