2024年時点で、タイの5Gネットワークのカバー率は非常に広がっています。
特に、バンコク、チェンマイ、プーケット、パタヤなどの主要都市や観光地では5Gの利用が可能です。
さらに、地方都市や多くの地域でも5Gサービスが拡大しており、通信キャリアによっては全国の90%以上のエリアで5Gがカバーされているとの報告もあります。
タイの主要通信事業者であるAIS、True、DTACなどが積極的に5Gインフラを展開しており、特にAISは最も広範囲で5Gを提供しているとされています。
都市部や主要観光地でのカバー率はほぼ100%に近いですが、農村部や山岳地帯ではカバーがまだ進んでいない場所もあります。
当然シラチャでも快適に5Gデータ通信が利用できるようになっておりますが、ここで再度5Gについて色々ご紹介していきます。
5G回線で通信がかなり快適に!
5G回線を拡大する際のデメリットとして、安全なセキュリティーレベルの確保とインフラ整備が当初から上げられていましたが、特にAISに関してはかなり投資をして5Gネットワークを整備した印象ですね。
AISはかなり利用範囲の拡大を進められていますがTrueとDtacは正直少し微妙な印象ですね。
5G回線のメリット
ここで改めで5G回線で通信をするメリットをご紹介します。
5G回線のメリットは主に以下の3つです。
・超高速化 = 現在の通信移動システムの100倍
・超低遅延 = リアルタイムな接続
・多数同時接続 = 約100台の同時接続が可能
これら3つの利点は、私たちが普段から利用しているスマートフォンでも変化を実感できますが、5G回線の利用で更に期待されるのが商用としての活用です。
商用への利用が期待されるため、5Gエリア拡大も慎重に行われています。
(総務省の資料からもご確認いただけます。こちらをクリック)
世界で5G回線はどれくらい普及しているの?
2024年時点では、5G回線の導入はさらに加速しており、世界の多くの国や地域でサービスが拡大しています。
現時点で、5Gを提供しているキャリアは100を超え、アメリカや韓国、日本、ヨーロッパ諸国をはじめ、アジアや中東、アフリカの一部地域でも5Gが広く利用可能です。
しかし、依然として5Gを利用できるのは世界人口の約20%に過ぎません。
特に先進国では都市部を中心に5Gが普及していますが、農村部や発展途上国ではインフラ整備の遅れやコスト面での課題が残っています。
ここから更に普及していく!
2025年までには、世界中で20億回線以上の5G接続が見込まれており、カバー率は世界人口の約40%に達する予測です。
しかし、それでもなお全世界的な5Gの普及には時間がかかる見通しです。普及の速度は国ごとのインフラ整備や政府の取り組みによるところが大きいですが、5Gの技術が商業利用のあらゆる分野で変革をもたらしつつあることは確かです。
3.日本で5G回線はどれくらい普及しているの?
2024年時点の日本における5Gの普及状況は、着実に進展していますが、都市部と地方での格差がまだ残っています。
日本の主要通信事業者(NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイル)は、全国的な5Gネットワークの展開を加速しており、特に大都市圏(東京、大阪、名古屋など)や主要観光地、産業エリアではほぼ100%に近いカバー率となっています。都市部では、5Gの高速通信を日常的に利用することが可能です。
地方の5G整備はまだこれから!
しかし、地方や過疎地域ではまだ4G LTEが主流であり、5Gのカバー率は十分ではない場所もあります。特に、山間部や離島などでは5Gのインフラ整備が遅れており、今後の拡大が期待されています。政府と通信事業者は、2024年以降も全国的に5Gを拡大するための取り組みを進めており、インフラ整備のペースを加速させる方針です。
また、2024年から「スタンドアロン型5G」も徐々に導入されており、これにより5Gの本来の低遅延や大量接続といった利点が一層活用されるようになります。
これにより、IoTや自動運転、医療分野での活用が増えていくと期待されています。
一方で、5G対応のスマートフォンの普及も進み、多くの人が5Gサービスを利用できる環境が整っていますが、ユーザーが感じる通信速度や体感の改善は、まだ4G LTEとの大きな差を実感できていないケースもあるようです。
タイで5G回線はどれくらい普及しているの?
2024年時点でのタイにおける5Gの普及率は非常に高く、全国的にサービスが利用可能となっています。
タイの主要通信キャリアであるAIS、True、DTACが5Gインフラの整備を積極的に進めており、特にバンコクやチェンマイ、プーケット、パタヤなどの主要都市や観光地では、ほぼ全域で5Gがカバーされています。
タイ政府のスマートシティ構想も影響
タイでは、都市部だけでなく、地方都市でも5Gの展開が進んでおり、カバー率は全国の90%以上に達していると報告されています。政府のデジタルインフラ拡充の取り組みにより、今後もさらに5Gのカバー範囲が広がる見込みです。
特に、5Gの普及によってタイの経済や産業へのインパクトが大きく、観光、農業、製造業などさまざまな分野での活用が期待されています。また、5Gの導入により、IoTやスマートシティの実現も進みつつあります。
全体として、タイにおける5Gは他の東南アジア諸国と比べてもかなり進んでおり、2024年時点では非常に広範囲で利用できるインフラが整備されています。
バンコクで5Gの通信速度を測定してみた結果!
バンコクでの5G通信に関して実際に通信速度を測定しましたのでご紹介いたします。
今回計測したのは以下のエリアとなります。
BTSアソーク駅 | BTSプロンポン駅 | BTSトンロー駅 |
BTSエカマイ駅 | BTSプラカノン駅 | BTSオンヌット駅 |
では早速計測結果を見ていきましょう。
尚、検証の状況は以下の通りです。
・利用端末:iPhone15Pro
・利用回線:AIS5G回線、AIS4G回線
・検証時の天候:曇りのち雨
・設定:5Gでより多くのデータを許容
BTSアソーク駅
まずは、在住者も観光客も良く使うアソーク駅です。
ソラリアホテル、ターミナル21があり駅下の交差点周辺は、高層オフィスビルなどがあり、またMRTへの乗り換え場所にもなっているため沢山の人が集まるエリアですね。
アソーク駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが423Mbps、アップロードが110Mbpsの結果になりました。
5G回線はしっかりと利用できており、かなり快適な通信速度と言えるでしょう。
アソーク駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが123Mbps、アップロードが58Mbpsという結果になり、5Gと比べると遅いですが通信速度としては十分です。
BTSプロンポン駅
次はBTSプロンポン駅です。
ベリーモバイルの最寄り駅で、アソーク同様、高層オフィスビルなどがあり有名なモールや、大きい公園があるため、沢山の人が集まるエリアです。
エンポリアム・エムクオーティエ・エムスフィアの3つが駅前にあるので買い物に便利です!
プロンポン駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが269Mbps、アップロードが112Mbpsの結果になりました。
こちらも5G回線はしっかりと利用できていますが、先程のAsokeと比べると少し遅いという結果になりました。
プロンポン駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが163Mbps、アップロードが59.4Mbpsの結果になりました。
お近くに来られた際には是非ベリーモバイルにお立ち寄り下さい。
BTSトンロー駅
次はBTSトンロー駅です。
トンローは、バンコクで日本人が1番多く住むエリア、日系の飲食店がかなり多くスクンビット55から駅周辺は毎日たくさんの人がいます。
駅前にマンゴー屋さんがあるので覗いてみてください。
トンロー駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが538Mbps、アップロードが92.8Mbpsの結果になりました。
こちらも5G回線はしっかりと利用できていますね。
トンロー駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが216Mbps、アップロードが63.2Mbpsの結果になりました。
当然ですが、5G回線のほうが圧倒的に速度は速いですね。
BTSエカマイ駅
次はBTSエカマイ駅です。
エカマイは、ソイ42側にはオフィスビルがあり、またシラチャやパタヤへ行けるバスターミナルがありますね。
また、ゲートウェイエカマイには沢山の日系飲食店などがあり、沢山の人がいます。
エカマイ駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが396Mbps、アップロードが80.2Mbpsの結果になりました。
ダウンロードは安定してますが、アップロードがまだ100Mbpsいかないですね。
エカマイ駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが225Mbps、アップロードが49.5Mbpsの結果になりました。
BTSプラカノン駅
次はBTSプラカノン駅です。
プラカノンは、ラマ4通りへ抜ける大きい道があり、シーロム方面や、高速道路へ簡単にいくことができ単身の日本人の方が多く、また、大きな郵便局があるため、沢山の人が集まるエリアとなります。
また、最近ではタイ人の若者に人気な、フードエリアやジェラートで有名な凜太郎ジェラテリアさんがあります。
プラカノン駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが887Mbps、アップロードが126Mbpsの結果になりました。
プラカノンは毎回5Gの通信速度が安定してます。
プラカノン駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが171Mbps、アップロードが62.2Mbpsの結果になりました。
5G回線と比べると、ダウンロードは約5倍ほど違い、アップロードは約2倍となりました。
BTSオンヌット駅
次はBTSオンヌット駅です。
以前は日本人は少なかったですが、今はオンヌット駅は日本人を含めて、外国人が多く住むエリアとなりました。
駅が増えた事もあり、朝のBTSではかなり混みあって乗れないこともあるようです。
オンヌット駅での5G計測結果
5G回線はダウンロードが468Mbps、アップロードが84.2Mbpsの結果になりました。
オンヌット駅での4G計測結果
4G回線はダウンロードが90.7Mbps、アップロードが59.2Mbpsの結果になりました。
5G回線と比べると、ダウンロードは圧倒的に速いですね。
BTS5駅での通信速度結果!
まず、BTSの5つの駅で測定した結果が以下の通りとなります。
一番早い速度が出たのが、BTSプラカノン駅、一番遅かったのがプロンポン駅となりました。
計測した駅 | 5G Download | 5G Upload |
BTSアソーク駅 | 423 | 110 |
BTSプロンポン駅 | 269 | 112 |
BTSトンロー駅 | 538 | 98 |
BTSエカマイ駅 | 396 | 94 |
BTSプラカノン駅 | 887 | 126 |
BTSオンヌット駅 | 468 | 84 |
4Gの通信速度も計測しましたが、普通に使う分には4Gの通信速度が出ていれば問題ないですね。
日本人御用達フジスーパー周辺もチェック!
日本食材のスーパーと言えばフジスーパーでしょう。
今回は4つの店舗での通信速度をチェックしてみたのでご紹介いたします。
フジスーパー1号店の5G測定結果
次はフジスーパー1号店です。
フジスーパー1号店はSukhumvit 33/1のエリアは買い物、食事、マッサージ、クリニック等、様々な用事で訪れる方が多いと思います。
また、ヴィラマーケットもあるので外国人も日本人も多い印象です。
5G回線はダウンロードが550Mbps、アップロードが81.3Mbpsの結果になりました。
BTSから少し離れてもかなり速い速度です。検証場所は、少し奥の駐車場付近でした。奥に行ってもしっかりと5G回線が使えますね。
フジスーパー2号店の5G測定結果
次はフジスーパー2号店です。
フジスーパー4店舗中、最大の売り場面積がある2号店!
お寿司屋さんの”みやぎ”、あげもの専門店の”ブロシェット”などあり併設してるシティーリゾート39には沢山の日本人の方がお住まいですよね。
5G回線はダウンロードが569Mbps、アップロードが90.5Mbpsの結果になりました。
バンコク内であればもうどこでも5G回線が設備されてきましたね。
フジスーパー3号店の5G測定結果
次はフジスーパー3号店です。
3号店の名前だけ”FUJI SUPER EXPRESS 3号店”になっているのが少し気になりますね。
5G回線はダウンロードが805Mbps、アップロードが98.9Mbpsの結果になりました。
フジスーパー3号店もソイの奥にありますが、5G速度はしっかりと出てますね。
今回色々な検証を実施しましたが、バンコクではかなり快適に5Gインターネットが利用できるようになっています。
ちなみにシラチャでの測定結果は以下の記事にてご確認いただけます。