投稿日: 2017年2月2日
更新日:2020年1月1日
前回のブログの続きなので、そちらもチェックして下さい。
カレン族集落の小学校へ!
日が明けて、2日目からは、別の小学校を訪れました。
お父さん曰く、やはり、集落の学校は本当に困っていることが多い、とのこと。
少しでも手を差し伸べて欲しい、というお話を伺ったので、限界集落の村にある小学校を訪れることにしました。
こんな畦道を車で走らせること3時間以上。
お父さんの4WDと、運転スキルと、土地勘が無いと、辿り着けないような場所に、ポツンポツン、と集落がありました。
この日、最初に訪れた小学校は、その集落地域の中でも、生徒数が多い方で、全校生徒で160名でした。
ここで先生たちとミーティング。
やはり、困窮具合が、昨日の学校とはレベルが違うものがありました。
まず、実験用の器具が無い、とのこと。
具体的には、ビーカーや、アルコールランプなどが無く、先生は、教科書を見せながら、こういうのに入れて、実験したら、こうなるんだよ、、、という説明をしているよう。
また、生徒は、一応、制服があり、Yシャツ着用だけど、国から子供1人にあたり、2枚を支給されたようで、その着回しが十分では無いので、普段は着れて無い、との事でした。
また、ノートの無い子、靴も十分に与えられない子、などなどこのモノ余りの時代には想像できないほどの物不足に困っている状況を目の当たりにしました。
とは言え、子供たちは不幸な感じは全く無く、屈託のない笑顔は、純粋で、目が合ったら、子供たちみんなが、目を合わせて、手を合わせて、「サワディカップ」 と挨拶してくれたのがとても印象的でした。
偉大なるお父さん
ここで、今回の旅を案内してくださった、偉大なるお父さんをご紹介します。
昨年まで、メーホンソンの小学校で校長先生を勤め上げられた方で、今回の旅は、このお父さんが全て車で案内してくれました。
今回は全部で4つ小学校を訪ねたのですが、どの学校に行っても、顔が広く、先生や生徒はみんなが、お父さんのことを知っており、慕っておりました。
人柄も本当に気立てが良く、タイ語の拙い私とも、言語の壁を越えて、夜中まで語り合ってました。
お酒も大好きで、お茶目なところもあり、そして、寛大な心の持ち主です。
去年まで、一帯の小学校を見られており、多忙を極めていたようですが、今年に入って急に暇になったので、ということで、私たちの訪問を大歓迎してくれました。
このお父さんのような方が、こういう村社会の柱として存在して、秩序が保たれているのだな、、、と実感させられる偉大さを感じる方でした。