
「タイ料理=辛い」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
確かにトムヤムクンやソムタムなど、唐辛子をふんだんに使った料理は有名です。しかし、実際には 辛さ控えめで、日本人の口に合う料理もたくさん存在しています。
辛さが苦手でタイ料理に挑戦できなかった方でも、ちょっとした工夫や注文時の一言「マイペッ(ไม่เผ็ด)=辛くしないで」を覚えるだけで、安心して楽しめます。
この記事では、タイ在住歴が7年目の私が厳選した「日本人におすすめの辛くないタイ料理」を5つご紹介します。初めての方や子ども連れの旅行でも安心できるラインナップです。
1. カオマンガイ(ข้าวมันไก่)

鶏の旨みがしっかり染み込んだご飯の上に、柔らかい茹で鶏をのせたシンプルな一品。タイに来たら必ず目にする定番料理です。
特製ソースは少しピリ辛の場合がありますが、「マイペッ」と伝えれば辛みを抜いてもらえます。日本の「海南鶏飯」に近い味わいで、食べやすく、朝食やランチにもぴったり。
👉 屋台、フードコート、レストラン、どこでも気軽に食べられる安心の国民食。
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2. パッタイ(ผัดไทย)

「タイ風焼きそば」として有名なパッタイは、日本人旅行者にも人気の高い料理。米麺を卵、エビ、もやし、ニラ、ピーナッツなどと一緒に炒め、甘酸っぱいタマリンドソースで味付けされています。
辛さはほぼゼロで、卓上の調味料(唐辛子やナンプラー)で好みに合わせて調整できます。甘めの味付けなので、お子様や辛いものが苦手な方でも安心。
👉 世界中で愛されるタイ料理の代表格で、まず一度は試すべきメニュー。
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3. カオパット(ข้าวผัด)

タイ風チャーハンのカオパットは、日本人の舌に最も馴染みやすい料理のひとつ。エビ、鶏肉、豚肉など好きな具材を選べるのも魅力です。
日本のチャーハンよりも油控えめであっさり。レモンを絞るとさらに爽やかになり、飽きずに食べられます。辛さは基本的にありませんが、唐辛子入りのナンプラーが添えられることもあるので注意。
👉 「今日は胃に優しいものが食べたい」という日におすすめの一皿。
4. ガイ・ヤーン(ไก่ย่าง)

香ばしく焼き上げられた鶏の炭火焼き。タイ東北地方(イサーン料理)発祥ですが、全国のレストランや屋台で楽しめます。
外はカリッと香ばしく、中はジューシーで、日本の焼き鳥やバーベキュー好きにはたまらない味わい。辛いタレがつく場合もありますが、塩味や甘めのタレもあり、辛さを避けることも可能です。
👉 ビールやもち米(カオニャオ)と一緒に食べると最高の組み合わせ!
5. トムカーガイ(ต้มข่าไก่)

タイのスープ料理の中でも「辛くない代表」として知られるのがトムカーガイ。ココナッツミルクと鶏肉、レモングラス、ガランガル(生姜に似たハーブ)を煮込んだ、まろやかで優しい味わいのスープです。
酸味とコクのバランスが絶妙で、日本のシチューのような感覚で楽しめます。トムヤムクンが辛すぎるという方にもおすすめ。
👉 辛さが苦手でもタイ料理のスープを味わいたい人にぴったり。
まとめ
タイ料理は「辛いものばかり」と思われがちですが、実際には辛くない・食べやすい料理もたくさんあります。
今回紹介した
✅カオマンガイ
✅パッタイ
✅カオパット
✅ガイ・ヤーン
✅トムカーガイ
は、いずれも日本人の口に合いやすく、タイ旅行初心者や在住日本人に特におすすめです。
さらに、注文時に「マイペッ(ไม่เผ็ด)」と伝えれば、辛みを抜いてくれるので安心。タイ語を少し使うだけで、食事がぐっと快適になります。
ぜひ次回タイを訪れた際には、辛くないタイ料理を楽しんでみてください。