こんにちは。
スマホやタブレットを使う上で欠かせないアイテムに「充電アダプタ」があります。
ケーブルと並んで必要になってくるアイテムなのにも関わらず、最近のスマホメーカーはごみの削減を目指して、数年前からアダプタを同梱することを取りやめ、ケーブルのみ同梱しています。
現在はOPPOとかXiaomiあたりがアダプタ含めたフルセットを同梱してますが、だんだん減少していきそうです。。。
今まで利用していたアダプタを使う方もいますが、同梱されたケーブルの形状によってはアダプタの買い直しが必要になるケースもあります。
家電量販店やオンラインショップで探してみるものの、「どれも見た目が同じすぎて分からない!でも値段は違う!どういうこと???」ってなることもありますよね。
この記事では、スマホの充電アダプタの選び方にフォーカスをあててポイントを解説します!
充電ケーブルの選び方の解説も別途していますので、セットで読むことを強くおすすめします!!!!
まずは出力(W数)を確認しよう
アダプタの性能は「W(ワット)」で確認することができます。
電気のパワーの強さを表す単位となっており、数字が大きいほど充電が早くなるイメージをしていただければOKです。
水道の蛇口で例えるなら、「水を出す勢いが強いほどコップが早くいっぱいになる」といった具合です。
なのでスマホをより早く充電するにはW数の大きな数字の書かれた「急速充電対応」であることが重要です。
①5W~10W
昔のスマホ時代に主流だったパワー。
今のスマホではパワー不足で充電速度に遅さを感じるくらい。
②20W前後
ここ最近のiPhoneやAndroidに最適な強さ。
なお、iPhoneの純正アダプタもこのくらいのパワーになっています。
③30W~65W
よりパワフルな充電が可能で、タブレットやノートPCへの充電にも対応しています。
④100W以上
MacbookProなどのノートPCの中でもパワーが必要なデバイスにも対応しています。
充電が遅いなぁ、、、と感じたら「出力不足」の可能性があります。
その時は一度、利用中のアダプタ出力の数字を確認してみましょう!
「これ安かったのよね~」な感じで購入した昔のアダプタ、出力が5Wだった!なんてこともありますので要チェックです。
ケーブルの差し込み口の数(ポート数)も確認しよう
アダプタはものによってケーブルの差し込み口の数が異なります。
差し込み口の数によって携帯性がグンと向上したり、充電性能が向上したり、向上しなかったり、などがあります。

①1ポート
差し込み口がひとつしかないので、スマホ専用として使う分には非常にシンプルです。
急速充電対応のアダプタであればより速い充電が期待できそう。
②2~3ポートなどの複数ポートタイプ
スマホやタブレット、ワイヤレスイヤホンなどの複数のデバイスの同時充電ができて便利!
ちなみに筆者はとくに旅行の際はiPhone+Android+Applewatchの組み合わせで充電するシーンが多いです。
③USB-C + USB-Aの差し込み口の組み合わせ
②の複数ポートとほぼ同じではあるものの、差し込み口の形状がUSB-CとUSB-Aの2種類を兼ね備えています。
最近のスマホのほとんどは「USB-C to USB-C」を採用しているモデルが多いですが、古いケーブルも新しいケーブルのどちらも使えます!
たくさんのアダプタを持ち歩くことがとにかくイヤ!な方はこのタイプを選んでおくと吉。
プラグの形状
地味に気にした方がよさそうなポイントとして、コンセントへ差し込む側のプラグの形状があります。
持ち運ぶことを前提としているのであれば、プラグの金属部分が本体にパタンと戻せる「折りたたみ式」になっていると、バッグの中にポイっと放り込んだ際に他の物を傷つけないのでおすすめ。

パタンができない固定タイプは比較的安価で手に入りやすいですがどうしてもコンパクトさに欠けてしまうので、自宅やオフィスなど、「絶対に抜いたりしない」な場所で使うほうがいいかと思います。
また、アダプタによってはプラグの形状が日本のプラグと全然違うことも!!
タイは幸い日本と同じ形状のものを取り扱っているものも多いですが、たまーに差し込む部分が丸っこいタイプCになっている場合があります。
タイプCをタイで使用する上では問題ないのですが、そのアダプタを日本に持って行ってもコンセントに差さりません。
別途変換プラグが必要になってくるので購入時には形状に注意しましょう。
特に、オンラインショップで購入する際は実物を事前に確認することができないので、説明文をしっかり読んだり、事前に家電量販店などでチェックしておくことをおすすめします。
タイ・日本を含めたいろんな国のコンセント事情について解説している記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
「安全基準」にも注目してみよう!
せっかく購入するのであれば、安全性にも注目したいところ。
お手頃価格のものをゲットしても「安かろう悪かろう」な製品だと、スマホの故障などのリスクが起きることも。
購入する際には製品に付いている安全マークにも気を遣うことをおすすめします。

日本で使われているマークは「PSE」となり、このマークは日本の電気用品安全法をクリアした証です。
日本で販売される電気製品には必須のマークであり、安全性が非常に高いことを意味しています。
一方タイでは「TISI」となり、名称が異なります。
タイ産業規格協会(Thai Industrial Standards Institute)の頭文字を省略した認証マークです。
タイで販売される正規家電などに表示されています。
政府公認の安全基準をクリアした証なので、購入時に本体や箱にマークが付いているかチェックしてみましょう。
ケーブルとの組み合わせも重要!
「高出力(W数大きめ)のアダプタなのに充電速度が遅すぎ、、、」なんてことはありませんか?
実はそれ、ケーブルとアダプタの相性が悪い可能性が高め。
よくある失敗の例はこちら↓
①スマホの急速充電ができない
→低出力(5W程度)のケーブルで充電している
★対処法★
20W以上のケーブルに変更してみよう
②ノートPCの充電ができない
→①と同様、ケーブル側の最大W数が小さい
★対処法★
60~100W対応のケーブルに変更してみよう
③スマホが熱い!
→安全基準を満たしていないような粗悪品を使っている、または劣化したものを使っている
★対処法★
安全マークのついたアイテムにすぐに取り換えよう!
快適な充電は正しい組み合わせが大事!
せっかくの高機能なアイテムでも本来の良さを発揮できないのはもったいない!
正しい組み合わせで快適に使いましょう。
組み合わせの目安
| アダプタ側の出力 | ケーブル対応W数 | おすすめの利用方法 |
| 20W | 20W対応ケーブル | スマホの急速充電 |
| 30~65W | 60W対応ケーブル | タブレットやノートPCへの充電 |
| 100W以上 | 100W対応ケーブル | Macbook Proや高出力な機器 |
アダプタとケーブルの「W数」は、低い方に合わせられます。
(例)30Wアダプタ × 20Wケーブル → 実際は20Wでしか充電されませんので、しっかりと組み合わせを選ばないと性能を活かせません。
最後に
いかがでしょうか。
「安物買いの銭失い」って言葉があるように、購入時は自分の利用する用途などを振り返ってから選ぶが吉。
今回の記事が今後のスマホライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。