バンコクから少し足を伸ばして行ける、タイ屈指のユニークな観光スポットが「メークロン鉄道市場(Maeklong Railway Market)」です。
列車が市場のど真ん中を通過し、そのたびに店主たちが一斉に屋根や商品を片付け、通過後は何事もなかったかのように営業を再開する――。 この光景は世界的にも珍しく、写真や動画で一度は見たことがある方も多いはず。
本記事では、
・メークロン鉄道市場の基本情報
・列車通過の時間と見どころ
・実際に訪れて感じた楽しみ方・注意点
・バンコクからの行き方(個人・ツアー)
をまとめた初めてでも失敗しない完全ガイドとして詳しくご紹介します。
電車が横を通り抜ける市場!真横を列車が突き抜ける衝撃体験!

メークロン鉄道市場は、タイ中部サムット・ソンクラーム県にあるローカル市場。 市場はメークロン線の終着駅「メークロン駅」のすぐ横に広がっており、
・線路の両脇
・線路の真上
にまで屋台や商店が並ぶ、非常に珍しい構造をしています。
地元では「タラート・ロム・フッブ(傘をたたむ市場)」と呼ばれ、 列車が来るたびにテントや屋根を畳む様子がこの名前の由来です。
バンコクからの距離・所要時間
メークロン鉄道市場は、バンコク中心部から約80km。 交通状況にもよりますが、車・ミニバス:約1時間半が目安となります。
「近いけれど少し行きにくい」立地のため、 バンコク在住でも意外と行ったことがない人が多いスポットです。
市場の雰囲気と見どころ

市場内には、野菜・果物、魚介類・精肉、惣菜・スイーツなど、完全に地元向けのローカル市場が広がっています。 観光地化されすぎておらず、生活感あふれる雰囲気も魅力のひとつ。
線路のすぐ脇に商品が並ぶ光景は、列車が来ていない時間帯でも十分インパクトがあります。
列車通過の時間をチェックしよう

この市場最大の見どころは、やはり列車の通過シーン。 訪問前に必ず通過時間を確認しておきましょう。
列車の運行本数
現在、メークロン線の列車は1日4往復のみ。 (※ 運行状況は変更されることがあるため、最新情報の確認を推奨します)
| メークロン発 | メークロン着 |
|---|---|
| 6:20 | 8:30 |
| 9:00 | 11:10 |
| 11:30 | 14:30 |
| 15:30 | 17:40 |
通過時間が近づくと、大きなアナウンス店主たちの一斉準備が始まるため、初めてでもすぐ分かります。
迫力満点!列車通過の瞬間

列車は非常にゆっくりと市場を通過します。
・スピードは遅めで安心
・写真・動画撮影の時間は十分
とはいえ、「本当にこんな近くを通るの!?」と思うほどの至近距離。
屋台ギリギリをすり抜けていく列車は迫力満点で、 観光客はもちろん、何度も見ているはずの地元の人でも手際よく動く様子が見どころです。
観光時の注意点
・列車通過中は線路上に立たない
・店舗や商品には触れない
・日差しが強いので帽子・水分必須
・足元が滑りやすい場所あり
安全面のルールを守れば、安心して楽しめます。
メークロン市場への行き方
主なアクセス方法は以下の3つです。
① ロットゥー(ミニバス)【おすすめ】
最も安く、個人旅行者に人気。
・出発地:チャトゥチャック周辺のミニバスステーション
・所要時間:約1時間半
・料金:約100バーツ
本数も多く、コスパ重視ならベストな選択です。
👉 BTSモーチット駅からは距離があるため、タクシーやバイクタクシー利用がおすすめ。
② 車(自走・チャーター)
・時間を自由に調整できる
・家族・グループ向き
渋滞次第では所要時間が延びる点に注意。
③ 現地ツアー
初心者・短期滞在の方におすすめ。
多くの場合、
- メークロン鉄道市場
- ダムヌンサドゥアック水上マーケット
- インスタ映えカフェ
などを組み合わせた日帰りツアーになっています。
移動・時間管理を任せたい方には非常に楽な選択肢です。
ツアーで行くとどんな感じ?
大手予約サイトでは、半日〜1日ツアーが主流。
・バンコク発着
・日本語 or 英語ガイド付き
・写真撮影タイムあり
初めてのタイ旅行や、効率よく回りたい方に向いています。
バンコクから行く価値アリの絶景市場
メークロン鉄道市場は、世界的にも珍しい市場構造で、迫力満点の列車通過、ローカル感あふれる雰囲気を一度に体験できる、唯一無二の観光スポットです。
バンコク滞在中に半日時間が取れるなら、 ぜひプチ旅行として訪れてみてください。
写真や動画だけでなく、実際に見ると想像以上のインパクトがあります。