
スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在になっていますが、その一方で「スマホを狙った詐欺」も年々増加しています。
電話やSMS、アプリ、SNSなど、手口は多岐にわたり、誰でも被害に遭う可能性があります。
今回は、代表的なスマホ詐欺の特徴を3つに絞ってご紹介し、さらに被害に遭わないための対処法も解説します。
特徴3選
特徴① 突然届く「不審なSMS」や「宅配便通知」
最近特に多いのが、宅配便の不在通知を装ったSMSや、銀行・クレジットカード会社を装ったメールです。
「荷物を受け取るためにこちらをクリックしてください」「アカウントが停止されました」などと書かれており、
リンク先にアクセスすると偽サイトに誘導され、個人情報やカード番号を入力させられます。
一見すると本物のように見えるため、急いでいる時や不安になった時にクリックしてしまいがちですが、これが詐欺の典型的なパターンです。
特徴② SNSやチャットでの「なりすまし」
LINEやFacebook、インスタグラムなどのSNSで、知人や家族になりすましたり、アカウントを乗っ取てメッセージが届くケースも急増しています。
本人に成りすましてお金を稼げる、この人は信用できる。などの発言をしたり、ギフトカードを買って送ってほしいといった依頼をしてくるのが典型例です。
相手の名前やプロフィール写真がそのまま使われているため、本物と見分けがつきにくいのが厄介な点。
特に高齢の方や普段あまりSNSを使わない人が被害に遭いやすい傾向があります。
特徴③ アプリを装った「偽アプリ」や「過剰な請求」
公式ストア以外からアプリをダウンロードさせ、不正アプリをインストールさせる手口もあります。
特にアンドロイド端末やパソコンが多いかと思います。
見た目はゲームや便利ツールのように見えても、実際には端末内のデータを盗み取ったり、勝手に有料サービスへ登録させたりするケースがあります。
また、利用していないのに「会員登録料」や「延滞料金」などの名目で支払いを要求される架空請求も、スマホを通じて行われることが少なくありません。
個人情報を抜き取られてしまう危険性もあります。
被害に遭わないための対処法
それでは、こうしたスマホ詐欺に遭わないためにはどうすればよいのでしょうか?ポイントを整理します。
リンクは不用意にクリックしない
不審なSMSやメールに記載されているURLは、安易に開かないようにしましょう。公式アプリや正規の公式サイトからアクセスするのが安心です。
本人確認を徹底する
SNSやチャットでお金の依頼があった場合は、必ず電話など別の手段で本人に直接確認してください。
アプリは必ず公式ストアからダウンロードする
Google PlayやApp Storeなど、公式のアプリストアからのみインストールすることを徹底しましょう。
偽物もあるので一度口コミの確認や評価が高いものを見極めてインストールしましょう。
不審な請求は無視・相談
見覚えのない請求が来ても、慌てて支払わないこと。
基本的に身に覚えのないメールやSMSは無視が一番です。
また、クレジットカード情報の入力を促してくるメールあるため
変なメールアドレスじゃないか確認してください。
さいごに
スマホ詐欺は年々巧妙になっており、「自分は大丈夫」と思っていても、うっかり被害に遭ってしまう人は少なくありません。
不審なSMSやアプリ、SNSでのやり取りに遭遇したら、まずは「疑う」ことが大切です。
正しい知識を持ち、冷静に対処すれば被害を防ぐことができます。
スマホは便利ですが、使う側の注意力も欠かせません。ぜひ日頃から心がけて、安全にスマホを活用してください。