なぜネット回線が遅くなる?対応策は?

なぜネット回線が遅くなる?対応策は?

今回は、データ通信速度が遅くなる要因を具体的に検証してみました。

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<よくある質問>
1.「最大同時接続 5台」は、通信速度に影響するの?
2.家では、固定ルーターとポケットWiFiのどちらがおススメ?
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<接続数と通信速度>

1つ目は、接続台数に応じた通信速度です。
今回は、「スマートフォンのテザリング機能SPEEDTESTアプリの組合せ」で実験をしてみました。
方法は、テザリング台数は最大3台(テザリング元含め、最大4台)で同時に通信を行い、1台づつテザリング先を減らすとともに、通信速度がどのように変化するかを確認しました。

今回は、SPEEDTESTアプリで強制的に大容量の通信量をやり取りしていますので、少し
極端な実験です。イメージとして、同時に全ての端末で動画視聴を開始した状態です。

結果は、こんな感じです。
下から、4台接続、3台、2台、1台(テザリング元のみ)となります。数字は、左側がダウンロード、右側がアップロードです。
この結果から分かるように、同時接続台数が増えると1台当たりの通信速度が遅くなるようです。同時接続台数が減るにつれて、速度が回復しているのがわかります。

最大4台の接続時には、ダウンロードは全ての端末で10Mbpsを下回りました。この速度帯で利用した際、動画視聴時にフリーズやブラウジングがカクつくことは無いですが、通信先によっては遅く感じるかも知れません。
一方、アップロードは1Mbpsを下回る可能性もあり、これは動画や写真をSNSにアップしたりする際に遅く感じてしまうかも知れません。

このことから、日常生活の中で常に最大接続数に達している場合は1台買い足すほうがストレスが無くなるかも知れません。
一人でポケットWiFiを利用していても、スマートフォン、タブレット、PCに同時接続することがあると思います。もし海外旅行用にレンタルするポケットWiFiでも、3人家族で共有でするなら2台のレンタルがおススメです。

<固定ルーターの実力>

タイではお住まい先で契約できる固定ネット回線が指定されており、引っ越しをする際もタイ語で契約内容をやり取りするなどの不便さと不安があります。そこで、インターネットは固定ルーターでは無く、ポケットWiFiを検討される方が多くいらっしゃいます。

今回は、trueの固定ネット回線でテストしました。
方法は、ベリーモバイル シラチャ店にて、固定ルーター前、1つ上の階(2階)、3階と階段を上がり、各部屋でSPEEDTESTをしました。
シラチャ店の床は、約60cmのコンクリートで造られ、部屋の天井の高さは約2m20cmです。1階~3階の測定場所の距離は、合計で約5m程です。通信の遅延要因のポイントは、距離とコンクリートの壁の厚さです。
タイでは、コンクリートで家が建てられており、コンクリートはネット回線を遮断しやすいと言われています。お住まいが2階建て以上、または2LDK以上であれば今回のテストは良い参考になると思います。

結果、2階までは全く問題無しです。しかし、3階に上がると急に速度低下し、4階に上がると接続が切れました。
3階の時点で、「部屋2つ分=約1.2mのコンクリートの壁(床)」を挟んでいます。このことから、固定ルーター近くは問題ありませんが、ご自宅で部屋数が多い場合や造りが複雑な場合は、部屋によって通信速度が遅くなると思われます。

一方、もしポケットWiFiであれば常に自分の近くに置いておけるため、このような部屋ごとの遅延とは無縁です。もちろん、パーソナルWiFiスポットとして外出時にも活躍してくれます。契約時の面倒な初期設定も無く、簡単です。毎月の高速通信枠も無制限プランがあり、固定インターネット代わりに利用しても速度制限を心配する事はありません。固定ルーターの代わりでも月々の高速枠が40GBあれば足りる場合もあり、固定ネット回線と違い必要に応じて気軽にプラン変更もできます
私も、家には固定インターネットを整備せず、テザリングだけで生活しています。例えば、日本のテレビ視聴も最低4Mbpsあれば問題ないため、遅延のストレスを感じたことはありません。

もしご興味ございましたら、
ご契約前のご相談を含めて、お気軽にベリーモバイルへお問合せ下さい。

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