【検証】Samsungクラウドの実力

【検証】Samsungクラウドの実力

Galaxyユーザーの方でも、「Samsungクラウド」を利用している方は意外と少ない気がしています。
Appleユーザーの場合は、強制的に「Apple ID = iCloud利用」という流れになるのですが、Androidユーザーの場合はGoogleアカウントで何とかなってしまいます。
理由は、データのバックアップ及び復元や情報の共有などがGoogle経由で簡単にできてしまうからです。

一方、Android OSを搭載したスマートフォンメーカー各社からは独自のクラウドシステムが提供されており、便利機能が盛沢山です!
その中でもSamsung社のクラウドシステムは、AppleのiCloudに匹敵する機能を搭載していると言っても過言ではないでしょう。
今回はSamsungから発売されている忘れ物防止タグ「Galaxy Smart Tag」を利用して、Samsungクラウドの実力を計測してみました。

1.Samsungクラウドは何ができるのか?

SamusngクラウドもAppleやGoogleが提供しているクラウドシステムと同じような機能を持っており、クラウド上に連絡先、写真、ファイルなどの各種データを保存しておくことができます。そのためGalaxyシリーズ間の機種変更時には、データ移行で役立ちます。
また「探す」機能を利用して、スマホを紛失してしまった時の捜索を行う事も可能です。

Samsungクラウドを利用するには、「Galaxyシリーズのスマートフォン」と「Galaxyアカウント」の組み合わせが必須となります。

2.Galaxy Smart Tagのトラッキング機能

Galaxyアカウントへ、Galaxy Smart Tagを登録することができます。
AppleのAirtagも同じですが、これらの忘れ物防止タグはBluetooth接続で捜索が行われます。しかしBluetoothの機能上、約120mがスマホとタグの接続可能な距離となります。そのため、それ以上に離れた場合は検索が難しくなってしまいます。

AppleやSamsungの忘れ物防止タグの強みは、「高性能な独自クラウドシステム」と「独自アカウント(Apple IDやGalaxyアカウント)のユーザー数」です。
この2点を組合せることで、Bluetooth接続が切れた後にもトラッキングを続ける事が可能になっています。
トラッキングはリアルタイムでは無くなりますが、タグが自動的に近くのGalaxyユーザーのスマホから検知され、Samsungクラウドを経由して、現在地をタグの持ち主のスマホ上で表示します。

3.トラッキング機能を実証

ベリーモバイル シラチャ店に接続済のスマートフォンを置いて、忘れ物防止タグを持ってロビンソン内を歩き回ってみました。
初めはスマホとタグがBluetooth接続しているため、上記写真の通りタグの絵が黒色で表示されます。もしBluetooth接続が切れると、灰色に変わります。

ロビンソン内に入ると、早速、Samsungクラウド経由で情報が更新されました。
間違いなく、ロビンソン内でトラッキングできています。
※左上のスマホのマークは、シラチャ店に置いてあるスマホの場所です。スマホとタグの距離感を常に確認できます。

その後、また他の方のGalaxyスマホに検知され、所在地が更新されました。

続けて、また更新されました。
ロビンソン内では意外とGalaxyユーザーが多かったらしく、トラッキングがしっかりとできました。

実際にGalaxy Smart Tagを持って歩いてもらったスタッフに行動歴を聞くと、ロビンソン内でお昼ご飯を買って、銀行に寄ってきたそうです。
確かに改めて上記のロケーション更新歴を見てみると、「恐らくフードコート辺りと銀行辺りをウロウロ」と想像がつきました。

4.まとめ

いかがでしょうか? Samsungの技術力は伝わりましたでしょうか?
各社を比較しても、現在ではスマホ上のデータをクラウド上に保存できることは一般的な機能と言えるでしょう。今回の検証のように一歩進んだ技術力を確認できるのはSamsungだからです。しかも、ここまで正確なトラッキング結果を確認できたことでネットワーク構築の技術力はAppleのAirtagと同等だと考えられます!

スマホの本体価格は、iPhoneは3万バーツ以上と高額ですが、Galaxyなら5,000バーツくらいから購入でき、今回ご紹介したSamsungクラウドにも接続できます。スマホの物理的な部分だけでなく、機能面を考えてもGalaxyのコストパフォーマンスは非常に高いと思います!
是非、機種変更の際はGalaxyシリーズを候補に入れてみて下さい。

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