バンコク旅行というと、王宮や三大寺院、ナイトマーケット、ルーフトップバーなど、華やかな観光スポットを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、実際にバンコクで暮らしてみると分かるのが、観光地から一歩外れた場所にこそ、この街の本当の魅力が詰まっているという事実です。
ガイドブックにはほとんど載らない、観光客が行かないバンコクのローカルスポットを在住者目線で詳しくご紹介します。
人混みが苦手な方、ローカルな雰囲気を味わいたい方、何度もバンコクを訪れているリピーターの方に特におすすめです。
なぜ今「観光客が行かないバンコク」が注目されているのか?
近年、バンコクでは以下のような理由からローカルエリアへの関心が高まっています。
✅観光地の混雑・物価上昇を避けたい
✅SNS映えよりも“体験”を重視する旅行者の増加
✅タイ人の暮らしや価値観を知りたいというニーズ
ローカルスポットでは、「観光のために作られたタイ」ではなく、「生活としてのタイ」に触れることができます。
タラートプルー|時間が止まったような下町グルメ天国
タイ国政府観光庁より引用
トンブリー側に位置する”タラートプルー”は、昔ながらの商店街と住宅街が広がるローカルエリアです。
この街の魅力は、何といっても生活に根付いた屋台文化。
✅夕方になると現れる炭火焼き豚串
✅地元民で行列ができるカオマンガイ
✅何十年も続く漢方薬局や金物屋
観光客向けの英語メニューはほぼなく、価格もローカルそのもの。
BTSで簡単にアクセスできるにも関わらず、外国人の姿はほとんど見かけません。
「バンコクの下町」を体感したいなら、まず訪れてほしいエリアです。
バーンカチャオ|バンコクとは思えない“緑の島”
チャオプラヤー川に囲まれた”バーンカチャオ”は、高層ビルだらけのバンコクからは想像できないほど自然豊かな地域です。
このエリアでは、
✅レンタサイクルで集落を巡る
✅ローカル市場で出来立ての料理を味わう
✅川沿いの木陰でのんびり過ごす
といった、何もしない贅沢が楽しめます。
週末になると、ピクニックをするタイ人家族やサイクリングを楽しむ若者が中心で、観光ツアーの姿はちょこちょこ!
「バンコクに疲れたバンコク人が癒されに来る場所」と言われるのも納得です。
クディจีน|多文化が静かに共存する歴史地区
タイ国政府観光庁より引用
チャオプラヤー川沿いにある”クディจีน”は、観光地化されていないにも関わらず、非常に奥深い歴史を持つエリアです。
ここでは、
✅カトリック教会
✅中華寺院
✅タイ仏教寺院
が徒歩圏内に並び、200年以上前から多民族が共存してきました。
路地を歩くと、今も人々が普通に生活しており、写真映えよりも静かな時間の流れを感じられます。
名物のポルトガル系焼き菓子は、今も家庭内で手作りされている貴重な味です。
朝のローカル市場|観光では見えないバンコクの日常
観光客が寝ている早朝、バンコクの本当の姿が見えるのがローカル市場です。
✅魚や肉を仕入れる飲食店オーナー
✅朝食を買う通勤前の人々
✅常連同士で会話が弾む屋台
こうした光景は、ショッピングモールでは絶対に見られません。
市場は写真撮影よりも、匂い・音・空気感を感じる場所。
初めて訪れると少し勇気がいりますが、その分忘れられない体験になります。
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バーンラック裏路地|働く人のリアルな生活圏
タイ国政府観光庁より引用
ビジネス街のイメージが強い”バーンラック”ですが、大通りから一本入ると、観光客がほとんど来ない生活エリアが広がっています。
✅朝限定の激安おかゆ屋
✅常連しか入らない路地裏食堂
✅オフィスワーカー向けの日替わりランチ
ここでは「観光客としての自分」を忘れ、一人の生活者として街を歩く感覚を味わえます。
まとめ|観光客が行かない場所で、バンコクはもっと好きになる
観光地を巡るバンコクも楽しいですが、
ローカルスポットを知ることで、この街はまったく違う表情を見せてくれます。
✅人の生活に寄り添った食文化
✅自然と共存する都会の姿
✅長い時間をかけて育まれた多文化社会
これらは、観光地だけでは決して見えません。
次のバンコク滞在では、ぜひ「観光客が行かないバンコク」に足を伸ばしてみてください。