タイでスマートフォンを機種変更する際、LINEや写真のデータ移行は準備していても、意外と忘れがちなのが銀行アプリ(モバイルバンキング)の引き継ぎです。
「新しいスマホに銀行アプリを入れたのにログインできない」「SMSの認証コードが届かない」「銀行窓口での手続きが必要と言われた」など、機種変更後に困ってしまうケースもあります。
タイでは銀行アプリによるQRコード決済が広く普及しており、アプリが使えないと買い物や家賃の支払いなど、日常生活にも影響します。
この記事では、機種変更前の確認事項・主要4銀行の引き継ぎ方法・銀行提出用の「電話番号利用者証明書」について、タイ在住の日本人向けに解説します。
この記事のポイント
- 銀行アプリは新端末での再認証が必要になることがある
- 機種変更前にSMS・登録番号・パスポート情報を確認する
- アユタヤ銀行(Krungsri)の手続きでは窓口対応と証明書に注意する
- ベリーモバイルでは銀行宛ての電話番号利用者証明書を発行している
※2026年10月12日現在の情報。
1. タイで機種変更すると銀行アプリはどうなる?
タイの銀行アプリは、新しいスマートフォンにインストールするだけでは利用できない場合があります。 不正ログインや口座の乗っ取りを防ぐため、端末変更に伴い本人確認や再登録が求められるためです。
iPhone同士でデータを丸ごと移行した場合も、新端末での認証を求められることがあります。銀行によって異なりますが、SMSによるOTP(ワンタイムパスワード)認証、顔認証、PINコードの入力、本人確認書類の確認などが必要です。
注意:スマートフォンだけを変更する場合と、銀行に登録している電話番号も変更する場合では、手続きが異なります。
2. 機種変更前に確認したい5つのポイント
機種変更の前に、次の項目を確認しておくと安心です。
① 登録しているタイの電話番号は使える?
銀行アプリの再認証時には、登録した電話番号へSMSでOTPが届くことがあります。番号が解約済みだったり、SIMが利用できなかったりすると認証が進まない可能性があります。デュアルSIMをご利用の方は、SMSを受信する回線も確認してください。
② SIMカード・eSIMは移行できる?
物理SIMの場合は端末のSIM対応状況を確認します。eSIMの場合は再発行や移行手続きが必要になることがあります。新端末で利用できることを確かめるまで旧端末のeSIMは削除しないようにしましょう。
一部の銀行アプリでは、Wi-Fiではなく携帯電話回線のモバイルデータ通信で登録を進める必要があります。
③ 本人確認書類を準備している?
銀行によって必要なものは異なりますが、以下を準備しておくと安心です。
- パスポート(銀行に登録している番号にも注意)
- 銀行口座番号・通帳
- キャッシュカード(お持ちの場合)
- 銀行アプリのPINコード
- 銀行に登録したタイの携帯電話番号
パスポートを更新した方は、銀行側に古い番号が登録されたままになっていないか確認しましょう。
④ 古いスマホをすぐに初期化しない
銀行によっては旧端末での承認が必要な場合があります。新端末でログインや送金などが正常にできると確認してから、売却・初期化を行いましょう。
⑤ OSが銀行アプリに対応している?
タイではモバイルバンキングの安全性向上のためOS要件が引き上げられています。タイ銀行協会が2026年2月14日から案内した共通の最低基準はiOS 14以上・Android 10以上ですが、個別の銀行アプリではさらに新しいOSが必要な場合があります。最新の対応条件を各銀行で確認してください。
3. タイ主要4銀行の引き継ぎ方法
銀行ごとに必要な確認や手続きが異なります。以下は基本的な目安です。実際の画面や手順は、契約・本人確認の状況によって変わる場合があります。
KASIKORNBANK
カシコン銀行|K PLUS
電話番号を変更せず端末だけを変更する場合、条件を満たせばアプリで再登録できる方法が案内されています。
引き継ぎの基本手順
- K PLUSを新端末にインストール
- 登録電話番号を入力し、SMSのOTPで認証
- 口座・本人確認情報を入力
- 必要な顔認証とPIN入力を行って登録完了
公式サイト:K PLUSの機種変更方法 ↗
SIAM COMMERCIAL BANK
サイアム商業銀行|SCB EASY
新しい端末での利用時に本人確認が必要です。登録状況によっては窓口での本人確認が必要となる場合があります。
引き継ぎの基本手順
- SCB EASYを新端末にインストール
- 本人確認情報・口座情報を入力
- 顔認証やSMSのOTPなどの認証を行う
- PINコードを設定して登録完了
公式サイト:SCB EASYの本人確認方法 ↗
BANGKOK BANK
バンコク銀行|Mobile Banking
初期設定時に携帯電話回線のモバイルデータ通信を求められることがあります。Wi-Fiで設定が進まない場合は通信方法を確認しましょう。
引き継ぎの基本手順
- 新端末にアプリをインストール
- 必要に応じてWi-Fiをオフにし、携帯回線へ接続
- パスポート番号などとSMSのOTPで確認
- 顔認証やMobile PINを入力して再設定
公式サイト:Mobile Bankingの設定方法 ↗
KRUNGSRI BANK
アユタヤ銀行(Krungsri)|krungsri app
アユタヤ銀行の銀行アプリを機種変更する場合、ベリーモバイル契約回線をご利用のお客様には、銀行窓口での手続きをご案内しています。
その際は、ベリーモバイルが銀行宛てに発行する「電話番号利用者証明書」の提出が必要となります。銀行へ行く前に証明書を準備しましょう。
手続きの流れ
- ベリーモバイルに「電話番号利用者証明書」の発行を依頼
- 証明書・パスポート・通帳など銀行指定の書類を準備
- アユタヤ銀行の窓口で機種変更手続きを依頼
- 銀行スタッフの案内に従って本人確認・新端末登録
事前の証明書準備をおすすめします
証明書を持たずに来店すると、必要書類の不足により再来店が必要になる可能性があります。
※Krungsri公式にはアプリ内で端末変更できるケースも案内されています。手続きの適用条件は銀行側の登録状況によって異なります。
公式サイト:Krungsriの登録電話番号変更案内 ↗
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4. 電話番号利用者証明書が必要になるのはどんなとき?
タイでは、銀行口座の登録情報と携帯電話番号の利用者情報の確認が行われることがあります。その際、銀行から「電話番号利用者証明書」を求められる場合があります。
特に、次の3つの場面で必要になる可能性があります。
CASE 01
銀行口座を新しく開設するとき
携帯電話番号の利用者を確認するため、銀行から書類を求められる場合があります。
CASE 02
銀行口座の電話番号を変更するとき
新しく登録する携帯電話番号の利用者確認として必要になることがあります。
CASE 03
銀行アプリを利用・再登録するとき
利用者登録や機種変更に伴う確認で証明書を求められる場合があります。
※すべての銀行・利用者に提出が必要とは限りません。銀行名義、携帯番号の契約形態、本人確認状況などによって異なります。
5. ベリーモバイルは銀行提出用の証明書を発行しています
ベリーモバイルで携帯電話をご契約中のお客様には、銀行での手続きに必要な「電話番号利用者証明書」を発行しています。
銀行口座開設・登録電話番号の変更・銀行アプリの利用者登録などで証明書を求められた場合は、ベリーモバイルへお問い合わせください。特にアユタヤ銀行の機種変更手続きを予定している方は、来店前に証明書をご準備ください。
BERRY MOBILE SUPPORT
銀行提出用の電話番号利用者証明書が必要な方へ
ご利用の銀行名と必要な手続き(口座開設・番号変更・アプリの機種変更など)を添えて、ベリーモバイルまでご相談ください。
ご契約情報は「My berry」から確認できます
ベリーモバイル契約者専用の「My berry」では、ご契約情報を確認できます。銀行の登録内容と利用者情報に相違がある場合など、ご不明な点はベリーモバイルへお問い合わせください。
※証明書の発行条件や銀行での受理可否、必要書類は契約・登録状況や各銀行の判断によって異なります。
6. 機種変更後に銀行アプリが使えないときの対処法
7. まとめ|銀行アプリの引き継ぎは機種変更前に準備を
タイでスマートフォンを機種変更する際は、LINEや写真だけでなく、銀行アプリの引き継ぎも忘れずに準備しましょう。特に登録電話番号・SMS認証・パスポート情報・旧端末の利用状況を確認しておくことが大切です。
銀行によっては窓口での本人確認や電話番号利用者証明書の提出が必要になります。ベリーモバイルをご利用中のお客様は、銀行から証明書を求められた場合にご相談ください。