iPhoneがどの国で販売されたものか確認してみよう!【モデル番号の国コード一覧付き】

iPhoneがどの国で販売されたものか確認してみよう!【モデル番号の国コード一覧付き】

普段お使いのiPhoneや、中古ショップ・フリマアプリなどで購入を検討しているiPhoneが、一体「どの国・地域向けに販売された端末なのか?」を意識したことはあるでしょうか。

普段日本国内で普通に使っている分にはあまり気にする機会がないかもしれません。
正直筆者もほとんど気にしたことがありません。。。
しかし、海外生活や海外旅行、あるいはSIMカードの入れ替えやカメラ機能の仕様など、実は「どの国向けに作られた端末か」によってスマホの使い勝手や仕様が微妙に異なってくるケースが存在します。

今回は、お持ちのiPhoneがどの国で販売されたものなのかを簡単にチェックできる手順と、モデル番号から国の識別を行うためのポイント、そして初心者向けに知っておきたい注意点や専門用語の解説を分かりやすくまとめました。
ぜひ手元のスマホを操作しながら確認してみてください。

なぜ販売国・地域を確認する必要があるの?


まずはじめに、「販売国・地域が違うと何が変わるの?」という疑問もあるかと思います。

iPhoneは世界中でほぼ共通のインターフェースや操作感で使える優れたスマホですが、各国の法律や電波の規制、携帯キャリアの仕様に合わせて、一部の機能やハードウェア構造に違いが設けられています。

例えば、以下のようなポイントで違いが現れます。

1.シャッター音の有無(マナーモード利用時)

日本向けや韓国向けに販売されたiPhoneは、盗撮防止などの観点からマナーモードに設定していてもカメラのシャッター音が鳴る仕様になっています。
一方、タイやアメリカ、その他の多くの国で販売されたiPhoneは、マナーモードにしていればシャッター音が鳴らない仕様となっています。
なお、iOS 15以降では、日本版のiPhoneであっても「シャッター音が鳴らない国・地域(海外)」に移動して現地のSIMカードを使用すると、自動的にマナーモード時のシャッター音が消える仕組みが導入されていますが、基本仕様としての販売国による違いは存在します。

2.物理SIMカードの枚数とeSIMの対応状況

iPhoneで通信を行うためには、携帯電話会社との契約情報が記録された「SIMカード」が必要です。
SIMには、スマホ本体の挿入口に差し込む小さなICカードタイプの「物理SIM」と、スマホの内部にあらかじめ組み込まれており、データをダウンロードして書き込む「eSIM」の2種類があります。

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このSIMの仕様も、販売国によって以下のように異なります。

・日本やタイ、ヨーロッパなど(一般的な世界向けモデル)
物理SIMカードが1枚挿入でき、同時にeSIMも利用できる構成です。
(eSIM×2などのデュアルSIM対応もモデルもあります)

・香港・マカオ・中国本土向けモデル
物理SIMカードが「2枚」同時に挿入できるダブルスロット仕様(デュアル物理SIMモデル)になっているものが多く存在します。
ただし、こちらのモデルではeSIM機能が非搭載となっている場合がほとんどです。

・アメリカ向けモデル(iPhone 14シリーズ以降)
アメリカで販売されているiPhone 14、iPhone 15、iPhone 16シリーズなどでは、物理SIMカードを挿すためのスロットが完全に廃止されており、「eSIM専用」の端末となっています。
日本向けモデルもiPhone17シリーズ以降は物理SIMのスロットが廃止され、eSIM専用モデルになっています。

3.対応している電波の周波数帯(バンド)

各国の携帯電話会社が発信している電波の周波数(バンド)は地域によって異なります。
例えばアメリカモデルのiPhoneは、アメリカ国内で使われている超高速な5G電波である「ミリ波」に対応したアンテナが側面に搭載されているなどの違いがあります。
海外で購入したiPhoneを別の国に持ち込んで使う場合、対応周波数帯の違いにより電波の掴みやすさに若干の影響が出る場合があります。

このように、販売国の違いによって「SIMの挿し方」や「カメラの音」などの利便性が左右されるため、中古端末を購入する際や海外でスマホを調達する際には、販売国を確認することが非常に重要になります。

持っているiPhoneの販売国を確認する手順


お持ちのiPhoneがどの国で販売されたものかは、箱や保証書を探さなくても、iPhone自体の画面操作だけで確認することができます。

【手順】
①ホーム画面から「設定」アプリ(歯車マークのアイコン)を開きます。
②項目の中から「一般」をタップします。
③一番上にある「情報」をタップします。
④画面内に表示されている「モデル番号」という項目を確認します。

ここで表示されている「モデル番号」の文字列を見ることで、販売国が特定できます。
ここで1つ知っておくと便利なポイントが!
「モデル番号」の欄を一度軽くタップすると、表示が「Aから始まる4桁の数字(例:A2894など)」から、「アルファベットと数字が組み合わさった末尾付きの番号(例:MQ0F3J/Aなど)」に切り替わります。

国コードを確認したい場合は、後者の「スラッシュ(/)が入った形式のモデル番号(例:MQ0F3J/A)」を表示させてみてください。

モデル番号の読み方と「国コード」の見方


スラッシュが入ったモデル番号(例:MQ0F3J/A)が表示されたら、注目するのは「/A」の直前にある1文字または2文字のアルファベットです。
この部分が「国コード(販売国識別コード)」を表しています。

【例で見る判別方法】
・iPhone 11:MQxx2J/A の場合 「/A」の直前が「J」となっています。
この「J」は日本(Japan)向けに販売された端末であることを示しています。

・iPhone 12 Pro:MGxx3TH/A の場合 「/A」の直前が「TH」となっています。
この「TH」はタイ(Thailand)向けに販売された端末です。

・iPhone 13 Pro:MLxx3LL/A の場合 「/A」の直前が「LL」となっています。
この「LL」はアメリカ(United States)向けに販売された端末です。

・iPhone 14 Pro / 15 Pro等:MQxx3ZP/A の場合
「/A」の直前が「ZP」となっています。
「ZP」は香港、マカオ、または東南アジア・オセアニア地域の複数国向けに割り当てられているコードです。
ここ最近のタイで販売されたモデルは「ZP」が割り当てられています。

モデル番号の規則性として、最初の1文字目(例:Mから始まる、Nから始まる等)は端末の状態(新品、リファビッシュ品/整備済製品、交換品など)を表し、末尾の国コードが販売地域を表すという仕組みになっています。

iPhone/iPadごとの型番

今回はスタッフの手持ちのiPhoneを拝借して確認してみました。
ほとんどが日本からの持ち込みでしたので、国が日本でした。

下記iPhoneは国が違うので紹介していきます。
——————————
【iPhone11】
購入国:日本
【J/A】
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【iPhone 12 Pro】
購入国:タイ
【TH/A】
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【iPhone 13 Pro】
購入国:アメリカ
【LL/A】
——————————
iPhone 14 Pro
購入国:タイ
【ZP/A】
※iPhone14では東南アジア/オセアニア周辺
——————————
となっております。

iPhone14シリーズ以降の【ZP/A】の型番のものは、マレーシア、フィリピン、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、タイの6つの国で販売されているそうです。

主な国コード(販売国・地域)一覧

以下に、主要な販売国の国コードをまとめました。
お手元のiPhoneのモデル番号と照らし合わせてみてください。

【アジア・オセアニア地域】

・J:日本
・TH:タイ
・ZP:香港、マカオ(※近年のモデルでは東南アジア・オセアニア一部地域向けにも使用)
・ZA:香港、マカオ(※近年のiPhone 13 / 14 / 15シリーズ等の香港向けモデルで採用)
・CH:中国本土
・KH:韓国
・TA:台湾
・MY:マレーシア
・PP:フィリピン
・Z:シンガポール
・HN:インド
・X:オーストラリア / ニュージーランド

【北米・南米地域】

・LL:アメリカ / カナダ
・C、CL、VC:カナダ
・E:メキシコ
・BR、BZ:ブラジル
・LA:コロンビア / ペルー / エルサルバドル など

【ヨーロッパ・中東・アフリカ地域】

・B:イギリス / アイルランド
・D、DN:ドイツ / オーストリア / オランダ
・FD:スイス / オーストリア
・FB、NF:フランス / ルクセンブルク / ベルギー
・IP、T、TY:イタリア
・Y:スペイン
・PO:ポルトガル
・CZ:チェコ
・PL:ポーランド
・RO:ルーマニア
・RS:ロシア
・GR:ギリシャ
・KS:スウェーデン / フィンランド
・KN:ノルウェー
・AB:アラブ首長国連邦(UAE) / サウジアラビア / エジプト
・HB:イスラエル
・TU:トルコ
・SO:南アフリカ

※Appleによる販売地域の統合や改定により、同一の国コードが複数の近隣国で共通して使用されるケースや、世代によって表記がマイナーチェンジされる場合があります。

中古スマホ購入時や海外利用時にチェックしたいポイント


海外滞在時やフリマアプリ・中古ショップでiPhoneを購入する際は、今回ご紹介した販売国の確認と合わせて、以下の用語やポイントを押さえておくと安心です。

SIMロックとSIMフリー

「SIMロック」とは、特定の通信事業者のSIMカードしか読み込めないようにスマホ本体に制限がかかっている状態のことです。
一方、「SIMフリー」はその制限がなく、世界中のどの通信事業者のSIMカードを差し込んでも通信ができる状態を指します。
現行で日本国内で販売されているiPhoneは原則として最初からSIMフリーになっています。
しかし、2021年10月以降に発売された端末より古い機種や海外の通信事業者から購入された端末の場合、SIMロックがかかっている可能性もあるため、購入前には「設定」>「一般」>「情報」の中にある「SIMロック」の項目が「SIMロックなし」と表示されているか確認しましょう。

eSIMの対応数と物理スロットの確認

前述の通り、日本で販売されているiPhone17シリーズや一部の地域で販売されているiPhone は物理SIMカードが入らない「eSIM専用」端末です。
もしタイや日本などの現地で物理SIMカードをメインに使いたいと考えている場合、eSIM専用の端末を購入してしまうと手持ちの物理SIMカードが使えなくなってしまいます。
海外モデルや中古などのiPhoneを購入する際は、自分の使いたいSIMの形態に対応しているかを必ずチェックしましょう。

技術基準適合証明(技適マーク)について

日本国内でスマホなどの無線機器を使用する場合、電波法に基づいた「技適マーク(技術基準適合証明)」がついている必要があります。
日本国内で正規販売されたiPhoneには当然ついていますが、海外で購入された海外版iPhoneの場合、画面上の「設定」>「一般」>「法律に基づく情報および認証」を開いて技適マークが表示されないモデルも存在します。
海外渡航者が一時的に持ち込む場合などの特例を除き、日本国内で日常的に使うスマホとしては技適の有無も確認しておくとより確実です。

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最後に

いかがでしたでしょうか。
お持ちのiPhoneがどの国で販売されたものかを知る手順は、非常にシンプルです。
——————————
「設定」>「一般」>「情報」>「モデル番号」
——————————
この順番でタップし、モデル番号の末尾(/Aの前)にある英字をチェックするだけで、日本版なのか、タイ版なのか、あるいはアメリカや香港版なのかを一目で判別することができます。

海外旅行や海外赴任、移住などで現地のSIMカードに差し替えて使う機会がある方や、中古で状態の良いiPhoneを探している方は、ぜひこの国コードの確認方法を活用してみてください。
端末の仕様の違いを正しく理解しておくことで、購入後のトラブルを防ぎ、快適なスマホライフを送ることができます。
ぜひ、参考にしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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